小ネタ帳

此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。


▽審神者、嫌疑を掛けられて拘束を受けるの巻。

平行世界線の自分が歴史改変しかけていたとの報告を受けて、敵に寝返る可能性を捨て切れないと反逆の意思が無いか嫌疑を掛けられ、その意思が全く無い事を証明してみせるのに何かしらの覚悟を示せと命じられる。
ので、審神者は背後に控えさせていた(柵越しにだけど)前田君の本体を自分に寄越すよう命じる→受け取ったその本体を構えるように持ち直す→控えていた刀剣達が戦慄して身構える→主、一つに結い上げていた髪の束の内側(縛っている側の内側)に刃を押し当てる動作を取る→薬研や他の刀剣達が声を上げて止めに掛かろうとする→制止も空しく主はバッサリと思い切り良く自らの髪を切り落とす。
そんで、

「此れにて我が過去との決別と致します。女が自ら長く伸ばした髪を切るという行為にどのような意味が含まれているか、またどれ程の覚悟を示しているか、古き文化を大事にされてきた貴殿あなた方重鎮方ならばお分かりの筈だ。…私の意思への証明は以上です。此れで如何か」

と言い放つ。
役人達、寸分の間、互いを見合って頷き、審神者の方へ視線を向け直す。

「お見事」
「其方の意思、確かに見届けさせて頂きました」
「貴女に反逆の意思は無い」
「今後も貴女方審神者のご活躍に期待していますよ」

…との返答に、審神者は恭しく頭を垂れながら応じる。

「勿論でございます。これからも新進気鋭で邁進させて頂く所存でありますので、時の政府様方とはどうぞ今後とも良好な関係でありたく。まだまだ若輩者であります故、何卒ご指導の程宜しくお願い致します。……では、私共は此れにて。まだ何か沙汰ありましたら、追ってお知らせ頂きたく。本日は失礼致しました」

そうして、控えてた子達引き連れて法廷(?)みたいな処を退室→本丸へ帰る流れに。
帰還後、本丸で待機してた組達も含めて髪切った事を怒られる。

「何もそこまでしなくたっても良かったんじゃないかい!?」
「いや、此れくらいしなきゃ頭のかった〜い古臭〜いお考えをお持ちなお偉方は納得しなかっただろうぜ」
「だからって、自ら自分の髪の毛バッサリやらなくても……っ」
「そうだぞ!」
「偶々一番近くに居た前田の本体を貸してくれって言い出した時は何仕出かすつもりだ、ってヒヤヒヤしたもんだぜ?」
「もう、本当に肝を冷やしたんですから…お願いですから、今後同じような事は絶対にしないでくださいね…?」
「御免て、今後二度とやらないから勘弁して」
「この返し…主、たぶんきっとまた似たような事するぜ…」
「全くウチの主は困り者だな…」


……といった流れのネタを思い付いていてメモっていた。
使いどころ分かんなくて取り敢えず保留にしてたけど、消すくらいなら勿体ないからこっちに載せておく。
平行世界線ネタ書いた時期に思い付いたネタだと思われる。

2021/08/13(18:21)

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