小ネタ帳

此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。


▽『何処にでも居るような私達の出逢いの話。』のその後ネタ2。

前回のに引き続く形で掲載。一次創作短編として書いた、『何処にでも居るような私達の出逢いの話。』の続編に使うつもりで書いていた部分的シーンの台詞文。イメージとしては、お付き合い始める前の、例のお世話になった男性宅に初めてお邪魔する回の会話。
▼以下、台詞文なる。

「何も無いとこで悪いけど」
「いえいえ。お邪魔させて頂きますね」
「どうぞどうぞ」
「飲み物、お水で良い? 今ウチにあんので客に出せるの、水ぐらいしか無くってさ。嫌だったら御免ね〜」
「いえ、そんな気にしないでください……! こっちがお邪魔させてもらってる身なんですから……っ!」
「いやぁ〜、だってさぁ……普通お客様に出す飲み物っつったら、お茶でしょ? だから何か申し訳なくって〜」
「私、お水好きですから! 本当気にしないでください!!」
「えぇ……■■ちゃん、無理してない? 変な気遣ったりとかしなくて良いよ? 無理な事には無理とか駄目って拒否してくれて良いから。俺、其れくらいじゃ傷付いたりしないし」
「いや、あの、本っ当に大丈夫ですから……! 無理とかもしてないんで、そんな落ち込まないでください!」
「そう…? なら、良かったぁ」

 〜ちょっと間を挟みまして〜

「水で思ったんだけどさぁ……昔、子供の頃とかぐらいの時は、自販機やお店で売ってる水買ってる人見て、“何でわざわざ金出してまで水なんか買うんだろうなぁ”とか“そんな物よりもっと他の物買えば良くない?”とかって思ってたんだけど。大人になってから、ふと何でもない時に水買って飲んでみたら、“あ、美味しい”って思ったりした事とかってない?」
「あー、ありますあります」
「あ、あるんだ。おまけに訊くけど、其れ以来自販機で何か飲み物買おうってなった時、特に欲しいのとか決まってなくて、無難なのが良いなと思った末に水選んじゃったりとかしない…? いや、■■ちゃんの年代的に考えて流石に無いかなぁー」
「え、普通にありますけど」
「えっ、まさかのアリなんだ……!」
「何でですかね……特に理由とかは無いんですけど、変にお茶とか選ぶよりは何となく水なら間違いは無さそうだなって思えて……」
「分かる! 俺もそうだもん! だって、お茶一つ取っても人によって好み千差万別で異なるもんじゃない? 自販機に売ってるお茶っつったら、大抵が緑茶ばっかだし、最近は健康志向強いせいもあってトクホのばっかだし。かと言って、他のお茶だと烏龍茶ぐらいしか無くてさぁ、特別烏龍茶飲みたい訳じゃないから何か違う感じするよね?」
「そうですね〜。かと言って、お茶以外の何かだとフルーツジュースとか炭酸とか珈琲とかばっかしかなくて。紅茶があればマシですけど、あってもストレートかミルクティーしかなかったらちょっと微妙な感じがします……。ミルクティーやカフェオレ系は冬にホットで飲みたいです。そうじゃなければレモンティーですかね?」
「おっ、■■ちゃんは紅茶派?」
「つい最近まで珈琲飲めなかった勢なので」
「あ、そうだったんだ。じゃあ、ある意味良かったのかな?水で」
「まぁ、話戻しますと、あとは単純に水が飲みたくて買う時もありますかね」
「分かる〜。何か無性に美味しい水飲みたくなる時あるよねぇ〜」

2022/06/26(08:51)

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