小ネタ帳
此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。
▽女の子らしくなりたい。
刀剣短編枠で清光夢予定だったもの。仕事ばっかで女子力低下した審神者の“女の子らしくなりたい”願望を叶える為、本丸の皆が協力して立ち上がるお話。
最終的、女の子らしく可愛くなった主の可愛さがあんまりにも自然に可愛らしくて、誰にも見せたくないと清光が妬いちゃうオチの筈だった。
書き出したものの途中で持続せず頓挫したので供養。
↓以下、本文(無駄に長い)。
【追記】
お互いに執務も内番も終えて、自由に出来る時間が出来ての自由時間且つ休憩時間の時であった。
ファッション雑誌を開き眺める最中、ぽつりと彼女が呟いたのだ。
『……私って、ちょいちょい思ってたけど…女子力が足りてないよね…。』
「え……?」
それは、ほんのちょっぴり落ち込んだかのような調子の声音で呟かれた。
その言葉が出てくるに至った経緯が知りたく、彼は短く問うた。
『いや、ね…こうして可愛く着飾った女の子達見てると、思っちゃったんだよ…。つくづく私には女子力が足りてないなぁ〜って…。』
「そんなにヘコむ程不細工って訳でもないじゃん、主って。寧ろ、見た目は可愛い系の部類に入ると思うけど…?顔のパーツも悪くないし、化粧とか服装次第では綺麗系の部類もイケちゃうと思うよ?それって女子的には美味しいし、嬉しい事だと思うんだけど。」
『うーん…そういう事じゃないんだよなぁ…。』
「何々、どうしちゃったのさ…?」
『んんん゙…っ。端的に言うとだね………もっと女の子らしくなりたいな、っていう事なのよ。』
ファッション雑誌を眺めていた視線を上げて、**は彼の方を見た。
『私、現職審神者業だけになる前は現世で普通に兼業してたじゃない…?その頃、現世の方の仕事が忙し過ぎて、お洒落とかにかまけていらんなくて女子力とか一切気にしていられなかった訳。仕事優先に考えるしか余裕無かったから、女子力は落ちてく一方。最終的には、女子力なんてもの捨ててる勢いで働いてたわ…。そのせいか、今でも女子力なんてもの底辺程にしか持ってなくて、口では色々言ってたりするけども全く女の子らしさなんてのが欠けたまんまでね…。最近時々思うようになったのよ。“あーあ、私ももっと可愛かったら良かったのになぁ〜”…って。』
「主だって十分可愛いよ…?」
『それ…街中に出て五万と溢れる世のパリピなお洒落女子達を見ても同じ事言える…?絶対比べ物にもならないって…。まず前提として、同じ土俵にすら上がれてないから。』
「そこまで自分の事下げて言わなくても…。」
『でも、事実だもん。街中歩いてたりしてると、嫌でも目の当たりにするもん…。“自分、めちゃくちゃ地味だな。”って事に………。』
次第に悲しくなってきたのか、目に涙を浮かべて半泣き状態となってきた**。
こんな事で泣くのも情けないし、見られたくないと思った彼女は、即座に顔を覆って隠した。
そんな彼女の様子を憂いを帯びた表情で見つめる。
『解ってる…解ってるよ…。私にはこうする他余裕無かったんだって。お洒落に時間もお金も使う余裕なんて無かったんだって。だから、皆みたいに可愛く着飾ったり綺麗にお化粧してお出掛けするなんて、お門違いだったんだ、肌違いだったんだって…っ。』
「主…。」
『だからね、私みたいな人間はお洒落とかとは無縁の女の子のままで居れば良いんだよ。…そう、思ったりしなかったり…なんてね。情けないよね。こんな私が主だなんて…。雅の欠片も無さ過ぎて、歌仙やはっちー達に呆れられちゃうかな…。』
すっかり気を落としたような言葉を漏らす**に、清光は奮起して立ち上がった。
「よし…っ、今からでも遅くない!主、可愛く女の子らしくお洒落して出掛けちゃお…!そんで、世の女の子達を見返しちゃおう…っ!!」
『分不相応なんだって…私なんか、地味な田舎くさい芋ファッションのダサ女でいる資格しかないんだって…。』
「そんな事言わないで、主…!主は十分良い女だよ!自信持って…!!」
『そんな自信何処から湧いてくるの…?凄く不思議なんだけど…。』
画して、名付けて“デコリ屋加州清光の女子力プロデュース会”の始まりである。
メンバーは至って解りやすい面子揃いだ。
可愛さ筆頭本丸のアイドル・乱、女子力の塊こと言い出しっぺ・清光、お洒落な事は任せてTHE長船・光忠、意見を言うなら無遠慮小悪魔・安定、美しさ傾国女王・宗三、雅事なら任せ給え・歌仙、綺麗に着飾るなんて何のその・蜂須賀、何か面白そうな野次馬精神丸出し・鯰尾、付き添いのストッパー役・骨喰…という、ある意味強者揃いである。
まぁ、この面子が居れば、大抵の雅事は安心して終えれる事間違いなしではある。
そんなこんなで始まった清光プロデュース会は、本丸全体を巻き込んでの企画となった。
まず手始めに服装からである。
手持ちでは心許ない為、現世のショッピングセンターへ出陣する。
そして、此処でファッションフロアではお洒落番長こと乱&光忠がフロアマスター並みに力を発揮する。
デコるの大好き可愛いの大好きな清光も勿論大活躍の最早お洒落なら任せて面子の独壇場であった。
それぞれのジャンルに合わせて専門が変わるマネージャーも見ていて面白いとの事だった(鯰尾談)。
「主さん主さん…っ!コッチの可愛さ満点なフリルはどーお?淡いピンクが可愛い、お花の柄で華やかさもある服だよ!」
『それはちょっと…、私には可愛過ぎるというか…。』
「なら、コッチの落ち着いた感じはどうだい…?色合いは寒色系で大人しめに見えるけど、胸元にワンポイントでリボンがあしらってあるところが控えめだけど女性らしさを引き出してくれると思うよ。」
『ううん…っ、そっちはそっちで清楚過ぎる感じがするというか…難しいな。』
「まぁ、普段とは少しニュアンスを変えて、ちょっと冒険してみるくらいで挑戦してみるのが丁度良いと思いますよ!」
「鯰尾、偶には良い事言うじゃん…っ!」
「…恐らく、兄弟は単なる面白い物見たさ精神で言っただけだと思う。」
続かない。
2019/09/16(22:47)
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