小ネタ帳
此処は、お話に昇華出来なかった小ネタや、これからお話に昇華するかもしれないネタ達を書き留めた、所謂ネタ置き場です。主に、管理人の覚え書き処。名前変換物は*で表記。鍵付きについてはインフォページ参照。
▽冷めた眼はまるで氷の様。
没ネタ、審神者中編設定で書いてたネタ。お蔵入りしそうだったからついでに公開。
妹審神者が長義君と毛利君連れて審神者会議に出席するお話。
そんで、擦れ違い横並び時に男審神者からセクハラを受ける(尻を触られる)。
主、気付いてないフリして後でこっそり上に言い付けてやろうとしていたら、逸早く気付いた毛利君が素早い勘付きで相手の手を払い落とす。
↓以下、ちょっと長めなので追記にて。
【追記】
「いけませんよ、女性の身に気安く触れては…。マナー違反です。此処は、会議の場ですよ?勘違いしてもらっては困りますね。」
毛利君が口にした事で初めて気付いた長義君が遅れて対処する。
「君は此方へ…。大丈夫か?触られた以外に他に何かされた事はあるか?」
『いや、特には。ただ、ケツを触られただけだな。軽く撫で回す感じに。』
「そういう事は、気付いたら即言うものだよ君…。我慢する事じゃない。」
『だって、事を荒立てるのは面倒だったから。それに…女ってだけで、こういう場は弱くなりがちだろう?』
「忍耐力が高いのも頷き難いものだな…。さて…、そちらは何か申し開きはあるかな?ウチの主の事を辱しめるような事をしでかしたんだ。其れ相応の罰を受ける心の準備は出来たか…?」
そう凄んで、刀の柄に手をかけた長義。
しかし、其れを遮ったのは、誰でもない…彼の主自身であった。
『この場での本体抜刀は許されちゃいないよ。それと…こんな奴如きに刀を抜くんじゃない。せっかく見出だされて綺麗な刀身が、穢れてしまうだろ…?其れとも、此処で幼稚にも怒りの矛先をぶつけて切り刻むかい?そんな無様な真似…こんな低俗な奴じゃないんだから、しないよな?』
じとり、睨め付けるように男に向けられる眼は酷く冷めた眼だった。
その眼で見つめられれば、一瞬で氷漬けにされたが如く感じる程、凍てつく氷のように蔑んだ視線だった。
相手ではないにせよ、間近で感じたその怒りと冷めた威圧に、ふるりと手足を震わせた長義。
しかし、今感じた思いは、おくびにも出さない。
(一瞬動揺したものの、被害を受けた当人でさえブレていないのに、そんな事で面に出してなるものか。平静を保っていろ。)
激昂するまでも昂ってはいないが、怒りを抱いた事で波立った感情を静めて対応する。
「この件は、つまびらかにして上に報告する。貴様は、其れ相応な裁きが下るのを精々脅えながら覚悟をしておくんだな。」
濃口を切りかけていた刀を納める。
そして、近場に居た役人にセクハラ野郎を突き出し、後は役人の仕事だと事の顛末は役人に任せる事にした。
「気付くのが遅れてすまない…。嫌な思いをしただろう?気分を害したのではないかな…?少し外に出て空気を吸ってくるか?」
『別に、其処まで心配せずとも大丈夫だよ…。あまり良い気分ではないのは事実だが。会議はあと数分で始まる。気分を入れ替えるのであれば、後でも済む…。これ以上、周りから注目を受けるのも避けたい…。この一件は、もうお開きだ。あとは会議が終わった後にしてくれ。』
会議終了後、姉審神者と合流→事の顛末を話す。
「それにしても、君は、よく早く気が付いたね?」
「僕は、短刀達の中でも、偵察力は一番高いですから。それに、短刀というのは、女性の一番近い場に居た事が多いものですからね。当然の流れです。人が多く集まる場では、主様の身に害が降り掛からぬよう、常に目を光らせてますからね!」
「はは…っ、顕現した日にちはそう変わらないように思っていたんだが、やはり、君の方が幾らか先輩のようだ…。俺も、まだまだ学ぶ事が多いな。」
「ふふふ…っ、そんな事ありませんよ。僕も貴方も、この場の主様にとっては、立派な補佐官ですから。」
2019/09/27(20:42)
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