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「どうしてくれるんだい!あの巻物さえあれば勝ち目があったというのに!」
「ネジさんは巻物より仲間を選んだんだね…」
「ああ、そういうことになるな…」

「うぅ…」

「明遁術使いも今じゃ闇の中。あんた達には期待して損したよ!」
「オレは虹隠れの里の忍ではないので、優先順位を考えたまでです」
「じゃあなってよ!虹隠れの忍に!」
「え…」
「私、好きなの!ネジさんのことが!助けてもらったあの時からずっと…!」

「ルリコさん…」
「う…」
「…!目が覚めたか」
「ここ、は…」
「ここは虹隠れの里の避難壕の中だ…なにがあったか覚えてるか?」

「わから、ない…あなたは、誰」
「…!まさかお前、記憶まで」
「なんの、こと…」
「ナツメ…」
「ナツメって、誰…」

「ほらごらんよ。どうせ仲間を選んだって見捨てられるんだから…あなたはこちら側に来るべきなんだ」
「…それは断る」
「どうしてよ!」
「それでもオレはー…彼女を愛しているんだ。この命に変えてもなんとかしてみせる」
「おーい、ネジー!」

「ナルト、みんな!」
「闇隠れの里に行っても虹影の姿がどこにも見当たらなくってよ…仕方なく引き返してきたんだが、こっちはこっちでなにがあったんだ?」
「それがー…」

「そうか…ナツメがそんなことになってたとは」
「オレ達の任務は虹影様を探すことだ…お前達を守ることじゃあない」
「…っ!」
「これがオレの返事だ…受け取ってほしい」
「嫌だ!」

「絶対に嫌だ!受け取るかそんなもの!」
「ルリコ!お待ち!」
「なんだぁ…?」
「なにがあったのかしら…修羅場の予感!」
「なんか楽しそうだなサクラちゃん…」