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「とりあえずもう一度闇隠れの里に向かうぞ」
「ええ」
「ナツメ、動けるか…?」
「うん、平気」
「ネジさん…!」
「本当に行っちゃうの…?」
「ええ、これがオレの任務ですから」
「じゃあ巻物を…光の書を持ってきて!」
「光の書…?」
「闇隠れの里に奪われた巻物のことだよ。光の書があれば闇の書を封印することができる…ネジさん達は闇の書に棲みついてる怨霊を浄化させたいんでしょう?」
「ルリコ、どうするつもりだい」
「ネジさん達に封印してもらう。その変わりに、巫女は私にやらせて」
「なにを言っているんだ、巫女は虹影様の役目だろう」
「私は虹影の娘よ」
「なっ…」
「これは私にしかできないことなの」
「でもお前の明遁術では太刀打ちできないだろう…」
「それまでに習得しておくから…!だから私にやらせて、お願い」
「巫女になると何かあるんですか?」
「光の書で闇の書を封印した者にはその褒美としてなんでも一つだけ願いが叶うと言い伝えられているんだよ…」
「なっ…」
「願いが…!?」
「もしかしてそれでネジさんの心を奪うつもりじゃ…っ」
「そうだよ、言ったよね?どんなことをしてでも手に入れてみせるって…」
「…所詮言い伝えだ。オレはそうならない自信があるし、勝手にすればいい」
「ネジさんすごい強気…」
「当然だろう…オレの心は…」
「?」
「…なんでもない、行くぞ」
「は、はい!」