MEMO

2024 . 02 . 18

お返事
なのさん
遅くなって本っっ当に申し訳ございません。
(2023年6月にいただいていたメッセージの返信です…。)
読ませていただいてお返事を書きかけていたのですがそのまま下書きに保存して失念しており、それをお話をアップして更新履歴を書くにあたって気付きました…。

改めまして、はじめまして。芦夜と申します。
「心臓の溺れる音がした」の感想を送っていただきありがとうございます…!
五条悟には幸せでいてほしいのですがそれと同じぐらい、完璧な彼が絶望する瞬間や後悔する展開に魅力を感じてしまっていまして、今回はなんでもできる彼がどうしようもないことに打ちひしがれるお話にしてみました。

読み応えのある考察も嬉しいです!
私の中の五条悟はこれまである程度のことは何とかしてきた中で、夏油傑の離反のように「他人の心」をコントロールすることや分かり合うことの難しさ、何でも言い合える仲だと思ってきたのに胸の内に秘めた仄暗い気持ちに気付かなかったことを経験し、そこから何年も経ってそれを忘れてしまった頃にまた手放してしまうというイメージでした。彼も人間なので何年も経てば少し気持ちを許しすぎてしまったり過信してしまうこともあり得るだろうなと思って、大切な人が二度も(死ぬ以外の理由で)自分の側を離れてしまうというのを書きたかったというきっかけもあります。

「忘れてからもう一度思い出す方法は一応あるけれど、私以外に知っている人はいないしその条件が偶然成立することはない。」
送ってくださったこの一文は、入れようか入れまいかを最後まで迷っていたのですが思い切って入れた文言でした。
実は完成する前に続編を考えていた時期があったので、術式解除の方法を考える際にいくつかのパターンで想定していて、その中には『偶然には難しいが頑張れば成立させられる』条件を、五条が記憶のない彼女と話していく中で見つけたヒントから一つの可能性として導き出してそれに懸けてなんとか解呪を試みるというのがありました。
なのでいつかそれを書こうか、いや書かない方が話としてはすっきりするのかも…と今でも迷っていて、そんなどっちつかずのままで入れた一文でした…!ややこしくてすみません!

そういうわけなので続くかは未定なのですが、もし続いた際には五条悟がとりあえず頑張ることになると思っていただければ幸いです!笑

素敵なメッセージをありがとうございました。