下の心上知らず


痛む胃はストレスからくるものだ。どうも、胃薬が手放せないヤク中です。もとい大河このはです。
護衛として弟から托された千子村正と亀甲貞宗引き連れて現世なう。
あいつ顕現されてないこの二振り持たせたの嫌がらせだろ絶許。
本丸の主だから正式な主は弟とはいえ、私がドロップ鍛刀した子達でもいいじゃんか五虎退寄越せ私の癒しの五虎退だ!!!
政府から、というより弟の担当から護衛は二振りっていう縛りを突き付けられた私は、この光属性と闇属性のヘンタイと生活を共にするのだ。
昼夜両方で活躍出来る打刀を選抜したのは理解は出来る。しかしこの発言意味深打刀コンビなのは解せぬ。にっかり入れたトリオじゃなかっただけ感謝しろってか、無理。
しかも擬似神域な本丸の、更に擬似空間として与えられたマンションの1室は新しい本丸としての機能を果たしているようで奴らの主は弟ではなく私と認識されているようだ。
そうじゃなきゃ亀甲貞宗は私の事を「ご主人様」なんて呼ばないだろう。
審神者専用掲示板とかで情報だけは得てるからね!わかるわ!!!千子村正は知らん。マイペース過ぎるのとコイツも個体差激しいらしいし。
しかしこの個体差に救われている一部も考えようによってはあるのだ。
発言こそ意味深だし妖しいが多分この二振りは真面目な部類だろうと数日という短い期間ではあるが察している。
ああ、真面目ではないともさ、あくまで真面目な部類ってだけさ!!!
さて、こんな取り留めのない事を垂れ流しているのもやめにしよう。
今回の任務について話そうと思う。

歴史修正主義者は歴史の改変が目的であることは言わずもがなである。
どの時代に出没するかわからず、動きを察知して奴らを屠る。その対処法が主だった。
改変した歴史は修正し、細かいところは歴史の流れがどうにかしてくれるなんてご都合である。
まあ、その摩擦で私のような者も出てくるわけだが。
その歴史修正主義者は主に数百年単位で昔の時代に現れ歴史を変えようと試みていたが、最近現代に比較的歴史が近い過去に現れているようだ。
今回、それがまさに我ら姉弟が暮らしていた時代で起ころうとしている…らしいのである。
妖しい動きがある、かも、という微妙な情報であるが、ここで大々的な歴史を変えられれば政府としても痛手を負うことになる為、私と他に何人かの審神者が派遣されたという事だ。
私は米花町担当としてマンションの1室に本丸カッコカリを構え、他の審神者も近所ではないが比較的に近い位置に本丸カッコカリを構えている。
基本的にはそこで歴史修正主義者の動きを監視し、政府の命令が下れば他の街や県を跨いで仕事をしに行くのが主な任務となる。
おい政府…他の審神者は本丸と現世で大忙しになる上に私はイベント代理とか鍛刀とか手入れとかやってたけどズブの素人の新人だぞ、新人なのに解任まで常在とかマジかよファック。
まあ、そんなわけなのである。ふぁっくっ!!!