このほの14話あとがき

狢なのか、類友なのか。
自分にはないものを補ってくれる人、というのもお互いを尊敬できて良い関係が築けるかもしれません。自分と全く同じ人なんてきっといませんから、周りの人はみんな変わり者だ、ともいえるでしょう。
……という前置きでした。

変はり者に寄る変はり者(上)について。

キャラブックをぱらぱら捲っていて、涅局長の誕生日は3月30日だというところに目が留まったのが切っ掛けでできたお話。年度末年度始めの組織というのはバタバタするものです。いや〜!誕生日なのに嬉しくないプレゼントをあげてしまって申し訳ないなあ〜!

原作が週刊誌で連載を開始したのが2001年でしたので、「2001年は一護が高校一年生になった年」と仮定したうえで、年の計算・設定をしています。原作で明確に何年なのかを明かしたことはなかったはずなので、個人の二次創作上の設定であることをご了承ください。現時点では『このほの』の世界は1901年という設定です。百年前ですね。そして主人公は奇しくも20世紀最初の死神であったわけです。筆者もびっくりしました(構想段階では気付いてなかった)。

砕蜂隊長が真っ先に協力してくれたことに疑問を持たれた方も多いのではないかと思います。実は『このほの』の世界の中では、見坊さんというオリジナルキャラクターが砕蜂隊長と同期、という設定なのです。彼女が署名と庇護に協力してくれた背景には、この辺りが関係しています。近々、もしくは本編の一章が完結する頃に、見坊さんと砕蜂隊長の関係を明かしていく外伝を執筆したいな……と考えているところです。


変はり者に寄る変はり者(下)について。

4月になって新年度を迎え、主人公と同じ日に入隊試験を受け合格した人たちが護廷入りしています。この同期たちの間で専ら話題になるのは、ド派手に指名されて一足先に入隊した主人公と、主席で五大貴族朽木家の白哉さんの二人だと思われます。
この若い白哉さんの性格は、36巻の夜一さんとのやりとり、スマホアプリ「ブレソル」のイベントシナリオ内の会話、アニメオリジナル「斬魄刀異聞篇」の千本桜の性格……を参考にしています。アニオリでは京楽隊長が千本桜の熱くなりやすい困った性格を指して「朽木隊長の本質に近い」と言っていました。そして若い頃の白哉さんのことを「生意気だった」、浮竹隊長は「やんちゃだったなぁ」と回顧しています。
ブレソルは筆者のスマホにとっては過酷で、だいぶ前に引退してしまったため動画で見たくらいなのですが……。

食べることと書類仕事というのんびりした一日でしたが、次回以降しばらくはそうはいきません。相棒と一緒に頑張って乗り越えてもらいたいと思います。

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BLEACH 2018/07/19
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