このほの外伝一1話あとがき

存在を仄めかしたのが去年の七月、「そろそろ始めます」とか言ってから三か月。
やっとです。外伝が始まりました。

「外伝では本編よりもオリジナルキャラクターをどんどん出して好き勝手しますね!」みたいなことを以前ブログの方で宣言しましたが、もうこれ、筆者の一次創作とのクロスオーバーみたいになってる。

外伝のお話がみんな今回のような昔話調になるのかというと、そうではありません。以降は本編と似た語り口になると思います。初っ端の第1話、これがかなり特殊なのでした。
現時点で本編は第25話『火蓋と血路の露払い』まで公開しています。先に本編をそこまでお読みになった方が「あっ」と繋がりを見出せるようなお話に仕上がっていると良いのですが……しかしまぁ、自分で書いておきながら夢小説っぽくない夢小説だなぁ。後々には砕蜂隊長もちゃんと出ますので、どうか気長にお待ちください。

因みにもうお気付きかと思いますが、BLEACH原作であれば「げんせ、ソウルソサエティ、ウェコムンド」と読むべき単語を、この昔話では「うつしよ、しこんがい、うろがこい」という読みに改変しています。外来語もろくに入ってきていないような時代を舞台としている設定なので、そぐうようにそれらしく変えてみました。バリバリの独自設定・解釈ですので悪しからず。

“三方宿儺”は、日本の様々な伝説・神話や古典と一次創作を織り交ぜて筆者が生み出した、オリジナルのキャラクターです。どんなところからネタを引いているかというと、古事記、日本書紀、雨月物語、平家物語、両面宿儺の伝説、羽白熊鷲の伝説……あたりから。無意識の内に、他のお話からも色々と影響を受けているかもしれない……。

見坊さん(このあとがきページでは名前変換を使うことができないのでデフォルト名で失礼します)の目や経歴については、これから外伝一の続きでゆっくり明かしていきたいと思っています。本編を別視点で追った裏話なんかも追々。お楽しみに!

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BLEACH 2019/05/05
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