•  
  • 1/1
  •  
探偵社の皆さんと(メモ)

※国木田くん
「理想の女性には出会えましたか?」
「それは2年後の予定だ」

※乱歩さん
「私、乱歩さんのこと好きですよ」
「私もアスカのことは好きだよ。僕のやりたいこと先回りしてやってくれるし、なんてったってお菓子をくれるからね」
「私は乱歩さんの推理をしているときの頭の中が好きです。目まぐるしく情報が飛び交うその様子はまるで芸術品のようなので」


※敦くん
「敦くんは生きてる価値のある人間です」
「でも、僕は……」
「自信がないのは仕方ないです。だって誰も言ってくれなかったんですから」
ずっと負の言葉をかけられて育った子供はそのうち前を向くことができなくなる。
私がそうだった。
だから、
「敦くんは他人のことを思いやることのできる優しくて素敵な人です」
これからは私が何度でも明るくて前向きな言葉をかけてあげる。
かつての私があの人にそうしてもらったように。

※太宰くん
「やあアスカ、実に良い自殺日和だとは思わないかい?」
「おはようございます太宰くん。お生憎ですが全く思いません。それとさりげなく身体に触れないでください」
毎度毎度よく飽きないものだと思う。
「昔はあんなに私の後ろを離れなかった小さくて可愛いアスカはどこに行ってしまったのだろう?」
「昔の冷酷無慈悲で血も涙も無いと言われた最年少腹黒幹部の太宰さんはどこに行ってしまわれたのでしょうかね?」
にこにこと無駄口をたたく太宰くんににっこりと笑みを返す。
「さあ、それはいったいどこの誰のことだろうね?」
「さあ、私にもわからないです」
笑みを深くした太宰くんの雰囲気が一瞬で黒くなる。
「意外と、まだそばにいるかもしれないよ?」
だけど、そんなのはポートマフィア時代を知っている私にとっては恐怖よりも懐かしいもの。
探偵社の皆さんは、特に新入りの敦くんなんかが見たら驚いてしまうかもしれないけれど。
私にとって軽い挨拶のようなじゃれあいのひとつ。
「ここに中也くんがいたら面白いのに」
太宰くんの苦手なものだって知っているのですから。

  •  
  • 1/1
  •  
ALICE+