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ぐだ子からキス(台詞だけ)

天ぐだ台詞だけ


「天草ってキスしたことある?」
「……秘密です」
「あるのかー、どうだった?」
「どうとは?」
「嬉しかったとか悲しかったとか……レモンの味、した?」
「レモンの味はしませんでしたよ」
「やっぱりそうかぁ……レモンの味なんてレモン食べるか飴舐めてるかしてないとするはずないもんね」
「ええ、そうですね。突然どうしたんですか?」
「どうなんだろうなって思って」
「私でよければお手伝い致しましょうか?」
「……どういう意味?」
「したい相手がいるのでしょう?」
「ああ、そういう意味か。お手伝いとかはいいよ。相手に迷惑かけたくないし」
「あなたからのお願いであれば嫌がる人はいないと思いますが」
「そんなわけない」
「なぜそう思われるのです?」
「だってここ、私よりも美人な人たくさんいるし、私よりそっちの方がいいでしょ」
「ここにマスターより好かれている人はいませんよ」
「ええ?何それ?」
「お世辞ではありませんよ。マスター……悔いのないように生きてください。その人がいるうちに、したい事はしておいた方がいいです。ましてキス程度でしたら、どちらにしろ怒る人は……あまりいませんよ」
「アンデルセンとかは怒りそう」
「ふふ。そうですね……では、ご武運を祈っています」
「あ、まって天草」
「はい?……」
「……………どう?」
「……レモンの香りがしました」
「ふふ、そうでしょうとも!レモンの飴舐めてるもんね!」
「……はぁ、そうでしょうね。私でよかったんですか?」
「天草にしたかったの!馬鹿!鈍感!」
「……そう、ですか。それは……嬉しく思います」
「ほんとに?」
「ええ。本当に。たぶん」
「たぶん〜〜!?」


2018/4/25



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