馬鹿と勝己のほのぼの(?)クッキング
「今日はホットミルクを作りたいと思います」
「寝ろや」
日曜の夜、だいたい昼寝しすぎて次の日学校だと言うのに眠れない。いつも私はこうだ。下唇を突き出して顎に皺を寄せながら「それが出来たら苦労しねぇんっすわ!」と言えばピキピキとクラスメイト爆豪くんの眉間にシワがえらい寄った。
何故か日曜の深夜1時に広間に降りてきてくれる爆豪くんに 鍋と牛乳を見せつけるように掲げながら主婦層に人気(?)の料理番組のBGMを口ずさむ。
「とりあえず牛乳を注ぎます」
「…」
「そこに、…砂糖?こんくらい?」
「…俺がやる」
どん、と女の子の身体を隣に押し出してコンロの前に立つ男。女性は丁重に扱えと言ったところで意味が無いことはわかっているから何も言わない。静かに彼の手元に目線を落とす。
「まず鍋で作る馬鹿がどこにいる、もっと簡単に作れんだろ」
「はっ!鍋で作る馬鹿なら此処に!」
鍋に注がれた牛乳をマグカップに移し変えれば彼ははちみつを取り出す。
「ホットミルクすらまともに作れんのか」
「初めての試み故」
「ンだそれ。よく見とけや。」
はちみつを牛乳の中に落とせば、そのままレンジで1分過熱。
「終ェだ」
「嘘だろ」
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