星とパイロット





「もし、私が死んで星になったら見つけてくれる?」

突然、隣に座って夜空を見上げていた名前が言った。

「急にどうしたんだよ」

「特に意味はないけど・・・聞いてみたかったの。」

意味はないと言ったが自分はたまらなく不安だった。彼女はいつも気丈に振る舞っているが本当はそうではない事を俺は知っていた。

「見つけてやるさ。必ず。」

「この何億も星がある宇宙のなかで??」

「あぁ、俺が見つけてやる。」

「無理よ」

名前は笑ってそうと言ってまた空を眺めた。その背中は、今にも消えてしまいそうだった。
いたたまれなかった自分は、名前を後ろから抱きしめた。
彼女は動揺しているようだった。

「無理なんかじゃねぇよ。すぐに見つけられる。だって俺は、誰よりもお前を見てるんだ。」

「っ!!!」

「もし邪魔するモノがあるなら俺が撃ち落とす。だから安心しろ。一人にはしない。」

「・・・ロックオン」


名前は真っ赤になった顔を俯かせた。そして一言つぶやいた。

「ありがとう」



輝くとパイロットのカンケイ

どういたしましてと俺は返事をした。


2012.03.29

modoru