あとがき

私はいつも夢小説を書くとき、「なるべく読んだ方が自己投影できるように」と意識しています。もちろん夢小説というコンテンツを色んな人が色んな形で読んでいることを知っているので、自己投影しろ、と強制するようなものではありません。好きな読み方で好きに楽しんでいただけたら、それだけで作者冥利につきます。

この「はなせばわかる」は、そもそも「オタク女子と夏目を絡ませたら絶対面白くね?」という、たったそれだけで生まれた作品でした。
そう思ってからすぐに勢いで一話を書き始め、これは絶対面白くなる、と確信。もしかしたら読んだ人はめいっぱい自己投影できるのでは?と思い、夢主をごくありふれた社会人にして、それ以外の設定を何もつけずに連載を書いていくことに決めました。

夢主の口調や思考が書きやすすぎるということもあり、最初から最後までひたすら楽しく書けた作品でした笑
行き詰ってしまうことももちろんありましたが、皆様からたくさんの拍手やメッセージを頂いて、その度に元気になって、筆を進め、完結させることが出来ました。

ひとつ、タイトルのお話をしましょう。
この「はなせばわかる」というタイトルはダブルミーニングとなっております。
「話せばわかる」→二人できちんと話し合っていればわかりあえていた(「二つの湯飲みが日常」で記載)
「離せばわかる」→親友という位置から離れて初めて気持ちがわかった(最終話で記載)
二つとも気づかれた方は果たしていらっしゃるのでしょうか…笑

memoでも何度も言っていますが、本当に皆様からの応援や感想がなければ書き終えることは出来なかったと思います。本当に本当にありがとうございます。
これからは二人の過去編として、中学時代で連載かシリーズか……を執筆していこうと考えております。まだ構想段階ですが、始まった暁にはまたそちらも応援してくださると嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。


2021/07/15 うたた