夏雄



「春姉ちょっと相談があるんだけど…」


「どうしたん夏雄、好きな子できた?恋バナ?恋バナなら姉ちゃん張り切っちゃうよ、どんな子?どんな娘?」


「ちげーし! あのさ、今日春姉の部屋で一緒に寝てもいい?」


「えー今日の深夜帯アニメに推しが出てくるんだよねー。ひとりで見たい派なんだけど」


「お願いだよ春姉!おれ、もう限界で…」


「なにが限界だって?」


「燈矢兄が毎晩寝かせてくれなくて…」


「え!?寝かせてくれないって、おまえらそういう……!?!!」ドキドキ


「うん、毎晩愚痴聞かされてうんざりしてるんだよね…」


「あっ、あーなんだよかった健全な方ね。姉ちゃん安心したわ。うんわかる。わかるよ。あれうざいよね正直。ぶん殴ってやりたくなるよね黙って寝かせろよって」


「いや流石にそこまでじゃないけど…」


「てかそもそも燈矢が許さないと思うけど。ほらアイツ、夏くん大好きじゃん?私の部屋で寝るなんていったらどんなに怒り散らすか」


「それは…何とかする……」


「マ、別に私の部屋ぐらい貸してもいいけどさぁ。燈矢とのいざこざに私を巻き込まないでね」


「わかった…ありがとう春姉」


「てか冬美の部屋は?冬美じゃ駄目なの?」


「姉ちゃんに迷惑かけられないだろ」


「おい、私もあんたの姉ちゃんなんだが?」
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