二宮になりませんか?
「25歳おめでとうございまーす」
「ありがとうございまーす」
「何かごめんね?質素な食事になっちゃって」
「芽依が忙しいのは知ってるよ。それでもちゃんとハンバーグ作ってくれたじゃないの」
「これくらいやらないと申し訳ないです」
ドームツアーをやりながらドラマをやって、
次のコンサートの衣装もデザインして、
更に24時間テレビのロケにも行って、
今の芽依は嵐の中でも特に忙しい
それでも今日、この日を俺のために少しでも時間を空けてくれた
「言い訳になっちゃうけど、忙しくてプレゼント買えてないの。ごめんね?」
「いーのいーの」
柄にもなく緊張してるかも
手汗が尋常じゃないですよ(笑)
「あのさ、」
「うん」
「付き合って5年、一緒に住んで3年になるわけじゃん?」
「そうだね」
「俺的にはそろそろかなーって思うわけよ」
「…何が?」
「でさ、誕生日プレゼントなんだけど」
「え、スルー?私まだ理解できてないよ?(笑)」
「はい」
「え、…あの、これ」
「婚姻届。そろそろじゃない?」
「だって、そんな…。メンバーとか事務所に言ってないし。それに親にも言ってないしっ」
「ちゃーんと言いましたよ、アナタがせっせと働いてるうちに。メンバーにも社長にも、アナタの両親にも和くん1人で挨拶してきました」
「……本当に?」
「本当に。だからここに名前を書いてくれたら、俺にとっては最高のプレゼントなんだけどなー」
「…っ…、」
「あー、もう泣かないの。それって俺の都合いい方に取っちゃうけどいい?」
「っ、いいよ…」
「んふふ、強がり」
二宮になりませんか?
(「ほら、早く出しに行くよ」)
(「今!?」)
(「当たり前でしょ」)