あの日から電話は毎日のようにかかってきた。最初に出たとき以来着拒しているから出てはいないけれど。

郵便物も3日に1通くらいのペースで届いた。写真だけではなく使用済みのコンドームまで入ってる日もあった。


勿論食欲は無くなり日に日に痩せていく。そんな私を見てメンバーが気付かないわけがない。



なんか最近芽依痩せた?


久しぶりの6人揃っての仕事。私以外の5人は既に揃っていて、挨拶をするなり相葉ちゃんに言われた。



本当?ダイエットしてるからかな

ダイエットしてんの?

うん、最近弛んじゃったからさ


潤くんが鋭い視線を向ける。顔濃いんだからそんな風に眉間に皺寄せたら怖いって!‥ていうかボロが出ちゃいそうだからやめてほしい。



お前ダイエットする必要無いじゃん

あのねぇ、あなた達に囲まれてるんだから細くなきゃだめでしょ?やだよ男より太いの

芽依充分細いって!

相葉ちゃんこそもっと太ってよ!

‥それにしてもこれは痩せすぎ



ゲームをやめたと思ったら隣に座ったニノが私の腰に腕を回す。ついでに手首も掴まれた。抵抗するも離してくれそうな気配はない。


芽依、何かあったの?

ただのダイエットじゃないでしょコレ



未だに心配そうに見つめてくるリーダーと相葉ちゃん。疑いの眼差しを向けるニノと潤くん。困ったように私を見つめる翔ちゃん。


正直、ここでみんなに甘えてしまいたかった。怖いって泣きたかった。

だけどね、私気づいちゃったんだ。みんなだって目の下に隈なんか作っちゃって。翔ちゃんなんか目充血してるし。相葉ちゃんだって一応まだ病み上がりでしょ?‥それなのに、頼れるわけないじゃん。



もー、だからホントにただのダイエットだって!みんな心配しすぎ!



これでも私、演技派って言われてるんだから。そう簡単にバレたら困る。精一杯の笑顔を5人に向けた。


だけどやっぱりみんなの表情が変わることはなくて。ちょっとトイレ行ってくるね。最近便通良くてなんて冗談を言って楽屋を出た。





笑顔の裏側には

(どうか気付かないで)