誰よりも厳しいパパwithペット
最近ドラマの撮影で更に多忙を極めていた芽依をウチに呼んだ。
大したことをしてあげられるわけじゃないけど、料理くらいは出してあげれるから。作る手間もどっかに食べに行く手間も省けるっしょ?
なんだかんだトトちゃんも芽依のこと大好きだし。
「優樹菜、これ超美味しいよ!」
「さすが俺の嫁さんやろ!」
「フジモンの口から“嫁さん”とか聞くと吐き気するわ」
「なんで!?」
相変わらずなやり取りに、思わず笑ってしまう。
こんな風に悪態ついてるけど、ユキ達が結婚するって話したとき、芽依泣いて喜んだかんね。「フジモンになら優樹菜任せられる。きっと優樹菜、幸せになれるよ」って。トトちゃんに話したら気色悪い顔でニヤニヤしてたけど。
ほら、今だってトトちゃんの皿から肉を1枚奪った芽依を、口では怒ってるけど顔はすっげえ笑顔だし。Mすぎじゃね?ドドドドM?
「…なんか、2人を見てると結婚っていいなあって思うよ」
サラダを頬張りながら突然放たれた言葉に、トトちゃんと顔を見合わせる。
「…前までは『結婚なんていつか出来ればいいよ』なんて言ってたのに?」
「うーん、まあね。私も女だし、憧れるよ」
「いきなり何やねん。結婚したい相手でも出来たんか?」
「はいフジモン地雷踏んだー、お肉もう1枚没収ー」
「ちょっ、肉は関係ないやろ!」
…地雷?
ちょっと待った。ユキ何も聞いてない。
「てか何やねん、地雷って」
「ちょっと前に別れたばっかだもん」
「え、別れたの!?」
「うん。あれ、言ってないっけ?」
「聞いてない!」
なんですぐ報告してくれなかったんだよ!と思ったけど、最近忙しい芽依と会うのは今日が久しぶりだったから仕方ないと解決した。
理由は聞かなくても何となくわかる。
男友達が多い芽依のことだ。多分間違いではない。
そしてそのことにはあまり触れてほしくないんだろうことも、もちろん察してる。
トトちゃんもわかったらしく、それ以上掘り下げることは無かった。
「…お前の場合、まず事務所に許してもらうのが大変そうやな」
「デキ婚なら許してもらえるだろうけどね」
「そんなのユキが許さないけどね」
ふふふ、と笑う芽依。
「なんか優樹菜、お母さんみたい」
「いや、多分ユキ、父親並みに芽依の結婚については厳しいと思うよ」
「え、じゃあ俺は母親?」
「やぁだよ、母親はスーちゃんにするから」
「じゃあ俺は何やねん」
「ペットのサイ」
「お前サイなんか飼うつもりか!」
「いや、ツッコむとこそこじゃないっしょ」
「そうだよ。芸人しっかり!」
「お前のせいやろ!」
「ほら、お肉1枚あげるから」
「これ、元は俺の!」
「ねえ、トトちゃん」
「ん?」
明日も朝から仕事だという芽依が帰って、2人並んで洗い物をする。女々しいのは鬱陶しいけど、こうやって手伝ってくれるのは助かるかな。
「ユキさ、芽依にはマジで幸せになってほしい」
「うん、俺も」
「芽依の周りには、イイ人いっぱいいると思うんだけどなー」
鈍感な芽依は気付いてないけど。
「いつになったらアイツは気付くんやろーな」
「ね。だけど中途半端な奴はユキが認めないよ」
「マジで父親やん」
「そうだよ、サイのトトちゃん」
「……」
誰よりも厳しいパパwithペット
大したことをしてあげられるわけじゃないけど、料理くらいは出してあげれるから。作る手間もどっかに食べに行く手間も省けるっしょ?
なんだかんだトトちゃんも芽依のこと大好きだし。
「優樹菜、これ超美味しいよ!」
「さすが俺の嫁さんやろ!」
「フジモンの口から“嫁さん”とか聞くと吐き気するわ」
「なんで!?」
相変わらずなやり取りに、思わず笑ってしまう。
こんな風に悪態ついてるけど、ユキ達が結婚するって話したとき、芽依泣いて喜んだかんね。「フジモンになら優樹菜任せられる。きっと優樹菜、幸せになれるよ」って。トトちゃんに話したら気色悪い顔でニヤニヤしてたけど。
ほら、今だってトトちゃんの皿から肉を1枚奪った芽依を、口では怒ってるけど顔はすっげえ笑顔だし。Mすぎじゃね?ドドドドM?
「…なんか、2人を見てると結婚っていいなあって思うよ」
サラダを頬張りながら突然放たれた言葉に、トトちゃんと顔を見合わせる。
「…前までは『結婚なんていつか出来ればいいよ』なんて言ってたのに?」
「うーん、まあね。私も女だし、憧れるよ」
「いきなり何やねん。結婚したい相手でも出来たんか?」
「はいフジモン地雷踏んだー、お肉もう1枚没収ー」
「ちょっ、肉は関係ないやろ!」
…地雷?
ちょっと待った。ユキ何も聞いてない。
「てか何やねん、地雷って」
「ちょっと前に別れたばっかだもん」
「え、別れたの!?」
「うん。あれ、言ってないっけ?」
「聞いてない!」
なんですぐ報告してくれなかったんだよ!と思ったけど、最近忙しい芽依と会うのは今日が久しぶりだったから仕方ないと解決した。
理由は聞かなくても何となくわかる。
男友達が多い芽依のことだ。多分間違いではない。
そしてそのことにはあまり触れてほしくないんだろうことも、もちろん察してる。
トトちゃんもわかったらしく、それ以上掘り下げることは無かった。
「…お前の場合、まず事務所に許してもらうのが大変そうやな」
「デキ婚なら許してもらえるだろうけどね」
「そんなのユキが許さないけどね」
ふふふ、と笑う芽依。
「なんか優樹菜、お母さんみたい」
「いや、多分ユキ、父親並みに芽依の結婚については厳しいと思うよ」
「え、じゃあ俺は母親?」
「やぁだよ、母親はスーちゃんにするから」
「じゃあ俺は何やねん」
「ペットのサイ」
「お前サイなんか飼うつもりか!」
「いや、ツッコむとこそこじゃないっしょ」
「そうだよ。芸人しっかり!」
「お前のせいやろ!」
「ほら、お肉1枚あげるから」
「これ、元は俺の!」
「ねえ、トトちゃん」
「ん?」
明日も朝から仕事だという芽依が帰って、2人並んで洗い物をする。女々しいのは鬱陶しいけど、こうやって手伝ってくれるのは助かるかな。
「ユキさ、芽依にはマジで幸せになってほしい」
「うん、俺も」
「芽依の周りには、イイ人いっぱいいると思うんだけどなー」
鈍感な芽依は気付いてないけど。
「いつになったらアイツは気付くんやろーな」
「ね。だけど中途半端な奴はユキが認めないよ」
「マジで父親やん」
「そうだよ、サイのトトちゃん」
「……」
誰よりも厳しいパパwithペット