読み切り短編集

[1/10]

『ねぇ日向』

「んだよ」

『リコちゃんのパパのネーミングセンス素晴らしいね』

「カントクの?なんで」

『ぷっつんめがね、でしょ?』

「…なんでそれを」

『リコちゃんに聞いた』

「…なんて余計な」

『伊月くんはキューティクルサラ男、木吉くんは天然ボケ男、小金井くんは…なんだっけ』

「ヒデェな。そっから覚えてないのかよ」

『そんな全部覚えれるわけないし』

「お前コガと同じクラスだろ。泣くぞあいつ」

『コガだから、許してくれる。大丈夫。』

「どっから来るんだよその自信は」

『体の奥底から』

「どこぞのスポーツ選手みてぇな答えは期待してねぇ」

『日向もスポーツ選手じゃんよ』

「だからなんだよ」

『…木吉くん無駄に背ぇ高いよねぇ』

「はぐらかすな」

『…、ちいさいね日向は』

「お前よりでけぇわダァホ!!!!」

『…………あそこが』

「下ネタ持ってくんな!!!」

「日向はアソコ小さいのか!?」

「どっからでて来たよテメェ!!あと黙ってろ!」

『木吉ぃー身長わけてー』

「高い高いしてやろうか?」

『やめてよ恥ずかしい』

「下ネタ発言は恥ずかしくねぇのか」

『どっちかってーと日向の存在のほうが恥ずかしいよ』

「どんまい日向〜どんっと埋葬されちゃったな☆」

「うまくねぇし消えろ伊月」

『あっもっと恥ずかしい存在いたわ』

「おぅそーだろ目の前にいるぞ」

『今だ中二病健在の赤司征十郎くん(15)』

「どっから引っ張ってきたんだよ!?」



「っくしゅ、」

「やだ征ちゃんなにそのくしゃみ!!可愛い!!もっかい!!」

「断る。あー…東のほうで誰かが噂してるみたいだな」

「「ついに方角まで分かるようになったの!?」」




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

喋ってほしかっただけ。

栞を挟む

* 最初 | 最後 #
1/10ページ

LIST/MAIN/HOME

© 2018 透明人間