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ザァァァァァ…
『あ、雨降ってきた』
立海大付属中学のテニス部部室で、尻尾は1人、散らかった部室の掃除をしていた。
『(大体お菓子のゴミなんでゴミ箱に入れないのかなー…残りカスとかボロボロ零れてるし。まぁ犯人は1人しかいな…いや赤也もか)』
常勝立海といえど、所詮は男子中学生。
物はテキトーに置いてあるし、制服もぐちゃぐちゃ。言ってしまえばだらしない。
非常にだらしないのである。
極稀に例外(柳蓮二)もいることはいるのだが、あの幸村精市であれ、お菓子のゴミはないが制服はカバンの上にぽーい、である。
…これ、ファンの女子が見たら驚くだろうな。でもって引いたりはしない。意外とやんちゃなんだーきゃーとか言って更に好きになるのだろう。
『あ、それより雨降ってたんだった』
テニスコートはもちろん外にある。雨が降ってきたのなら、部員たちは急いで部室に走ってきていることだろう。
『タオルタオル…』
騒がしい声が外から聞こえてきて、尻尾は慌ててタオルを取り出したのだった。
「うがーっ!!雨うぜぇ!なんで降ってくんだよー!」
「喧しいぞ赤也」
「ほんとだぜぃ。俺だってイライラしてんだよ」
「びっしょびしょじゃ…」
『はいはいそこで無駄口聞いてないでさっさと体拭く!風邪ひくよ』
「おー#name2#サンキュ!…いてっ!」
▼尻尾 は タオル を 投げつけた!
「いってぇ!!#name2#てめぇ何すんだよ!」
『ぎゃーぎゃー騒ぐなさっさと拭け』
「ふふ、ありがとう#name2#」
『…いえいえ』
「おいなんだその反応の差」
「仕方ないじゃろーブンちゃん?#name2#は幸村が「うわァァァ黙れぇぇぇ!」…で今日は幸村のたn「ああああ仁王ストップ!ストップ!!」プリッ」
「出たよ仁王語」
「えー?俺が何ー?俺の何ー?」
『なななな何でもないよ幸村君』
「落ち着けよww」
「ふーん?ま、後で教えてもらうけど」
「幸村先輩怖ッス」
ガチャ
「精市、先生が呼んでいるぞ」
「え?俺?なんで」
「いや、それは知らないが…」
『うわわわ柳ってばびしょびしょじゃん!なんですぐ戻ってこないのばか!』
「ん?あぁ、少し呼ばれてな」
『いいから拭け!』
▼尻尾は 柳 にも タオル を 投げつけた!
「…ねぇ、#name2#の馬鹿って言い方かわいい」
『ゆゆゆ幸村君何言ってるの!?』
「落ち着きんしゃい」
「ふふっ。じゃあ、各自ストレッチをしておくこと。いってくるねー」
「「「いってらー」」」
バタン
「……………全員一斉に準備開始ィィィィィイ!!」
「「「『イエッサー!』」」」
「張り切っとるのぅ」
「お前はもっと働けよ」
**
「うわ、もう7時じゃん。」
先生との長ったらしい話が終わった幸村は、着替える為に部室に向かっていた。
「(ん?まだ部室に明かりついてる…最終下校の時間過ぎてるのにまだいるの?イップスかな?)」
しかし、あたりはしんとしていた。
部室にいるのではなかったら……
「(電気付けっぱなで帰ったの?イップス確定だね)」
そんな恐ろしい事を考えながら、部室のドアの前に立つ。
中はやはりシン、と静まり返っていて、誰もいないようだ。
「(全く…真田も柳もしっかりしてよね)」
ハァ、と溜息をつき、ドアノブに手をかけた。
ガチャリ、
パン! パン! パパン!
「「「『ハッピーバースディ、幸村君!!!』」」」
「…え」
ドアを開けた途端に鳴った大きな音と紙吹雪に驚き、目を見開いた状態で固まった幸村。
そう、今日は幸村精市の誕生日なのである。
「(そうだ…今日忙しくて女子にまとわりつかれる暇なくて忘れてた…)」
「おーい、幸村くん?」
「意識飛んでません…?」
「(なーんか今日赤也がそわそわしてるなぁって思ったら)」
『ゆ、幸村くん…?』
「こんな幸村くんはレアですね」
「(そっかーサプライズかー…)うん」
「「『!!?』」」
「俺の誕生日だったね。忘れてた」
『(お、怒ってない…!!よかったぁぁ)』
「けど。最終下校過ぎてるだろ?」
「そこは抜かりない。ちゃんと先生に許可は取ってある」
「そっか。ならいいけど」
一方。
「ホラホラ行けよ!」
「これの立案者#name2#先輩ッスからね!先輩がいくべきっしょ!」
『いやいやでもさ、こーゆーのはみんなで渡した方がいいってゆーか』
「大丈夫だって、お前が行ったほうが幸村も喜ぶぜ」
『やめてジャッカル』
「俺だけかよ!」
「いーから、行けって、ば!」
『ちょ、丸井押すな!』
「プリッ」
『うわっ!?ちょっと仁王…!』
「どうしたの#name2#」
『えっ、と(仁王あとで殺す)』
うわー隣にある柳の目が痛いてか若干温かい目ェしてんのがなんか腹立つ真田は疑問符飛ばしてるしもう……………………!!!!
『………幸村くん、誕生日おめでとう!』
俯いたまま、プレゼントを差し出した。
「俺に?……ありがとう」
『ーっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!』
プレゼントを受け取ってくれて、顔を上げた瞬間に見た、幸村くんの表情は、きっと、一生忘れることはできないと思う。
(見た?あの笑顔。あんな顔俺達の前じゃぜってーしねーよな。ヒューヒュー)
(そりゃそーでしょ。つかいつ付き合うんですかねあの二人)
(さぁのう。ヒューヒュー)
(そこうっさい!)
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途中から何を書いたらいいのかわからなくなりました_(:3」∠)_
口調がメチャ不安定です…
とりま幸村様誕生日おめでとう!
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