読み切り短編集

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今日は謙也の誕生日です。
折角の休日なので遊びに行くことにしました。



『で、なんで遊園地?』

「なんでって…遊びにいくトコ言うたら遊園地やろ」

『いや、謙也のことやしゲーセンにでも行くかと』

「あーそれな、迷ったんやで…でも尻尾も一緒になって楽しめるのは遊園地の方やろ?」

『まぁね』

「せやから遊園地や!」

『謙也の誕生日やさかい、そないなこと気にせんでええのに』

「ええんやて。どっちも楽しめな意味ないやろ
?」

『…ありがと、謙也』

「構わんっちゅー話や!」

『誕生日おめでと、謙也』

「おおサンキューな!…………………って なんでやねん!!!

『おおナイスノリツッコミ』

「サンキューな!ってちゃうわ!なんでそんなナチュラルに言うん!!ムードもへったくれもないわこの先の楽しみもないわ!」

『えええどんな乙女思考』

「普通や!!てか女子のほうがそんなん気にするんちゃうん!?」

『あぁ、普通はそうじゃない?ウチ変わりモンやからさ』

「嘘やろ…!!いつ言ってくれるかなーいつプレゼント渡してくれるかなーってワクワクすんの楽しみにしとったんに…!!」

『だからどこの乙女だよ』


  



「っちゅー夢見てな。これ正夢になったら嫌やわどないしょ…って思ってたんや」

『だからウチがなにか言おうとするたびに口塞いどったんか…アホやな』

「だって!!遊び行く前にそんなことされたら楽しみ減るやんワクワクせんやん!!!」

『やっぱ乙女思考なんや…流石にウチかてそんな空気読めへんことせんわ』

「や、だってお前やん!!空気読めんのが特技な尻尾やで!?なくもないやろ?」

『失礼なやっちゃ。ま、エエわ…ほい謙也誕生日おめでと』

「ナチュラルゥぅぅぅぅぅう!!!ナチュラルすぎてもうナチュラルじゃあらへん!!」

『謙也日本語喋って』

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