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ある日、部室にてーーーーーーー
「ええかお前ら…失敗は許されへんで」
「当たり前や。年に一度の祭りやで」
「先輩ら、ちょっと心配し過ぎとちゃいます?」
「アホゥ!!!心配はしすぎたほうがええんや。失敗したら取り返しつかへんのやぞ」
「でも、光きゅんのいう事も正しいかもねぇ。空回ったら、それもそれであかんわぁ」
「さっすが小春!!小春の言う通りやっちゃな!!!」
「どっちの言うこともわかるばい。けど、このまま話し続けてたら埒明かんとよ」
「……ワシは金太郎はんが気付くことはないやろうと思うが」
「銀に同意やな」
「うわっ、小石川おったん!?」
「…………………………」
「謙也。小石川イジメんなや」
「す、すまん」
『……………ほんまに埒明かへんわ』
『で、結局何やるか決まったん?』
「「「「いや、まだ」」」」
『…お前ら今まで何してたんだよ』
「話し合いという名のお喋りやな」
『あんなぁ、金ちゃんの誕生日今日なんやで?話し合い始めたのいつやったかなー白石クン?』
「せ、先週の月曜日」
『やな?期間は?短かったかなー小石川クン?』
「や、1週間…話し合って準備するなら十分長いで」
『せやなぁ。充分やなぁ?で、議題はー?千歳クン?』
「き、金ちゃんの誕生日について」
『せや。で、何することになったんやったー?財前クン?』
「たこ焼きパーティ…せやけど毎週やっとるし別のもんにしよかって話になりました」
『正解や。結果までありがとな財前。で?それなったんいつやったかなー小春ちゃん?』
「……2日前やったねぇ」
『うん。最初と比べてどうかな一氏クン?』
「ご、ごっつ短いわ…」
『うんうん。で?忍足謙也』
「なんで俺だけフルネームやねん!!」
『…で、結局どうなったん?師範』
「決まっとらん。」
「スルーすんなや!!!あと俺にも質問ちょうだい!?」
『謙也うるさい』
「せやせやー!!!謙也やかましいで!!!!」
「いや金ちゃんに言われたな…い…」
「「「「えええええええ金ちゃん!?」」」」
「おん!ワイがどないしたんー?」
『…金ちゃんどっから入ってきたん』
「窓から!!!!!なんや鍵が閉まっとってな、部室入られんかってん!!!そしたら窓開いとったからそっから『わかった。わかったから口閉じろ毒手やで』毒手はいややー!!!!!………( ゚д゚)ハッ!」
『金ちゃんほんま可愛ええええ』
「尻尾ほんま金ちゃんに甘いな」
「で、で!!何の話しとったん!?祭りとか聞こえたで!!!近くでお祭りあるん?ワイ行きたいわー」
「あ、いや金ちゃんそーゆー訳やなくて…」
「なぁなぁ。お祭りやったらたこ焼きいーっぱい食べられるやんな?ワイ楽しみやわー!!」
『…せや。金ちゃんの大好きなお祭りやで』
「ちょ、尻尾!?」
『黙っとき。…金ちゃん、今日何日かわかる?』
「今日?んー、謙也ぁー、今日何日なんー?」
「えっ俺!?えっいや、えっ」
『金ちゃん、自分で答えんと意味ないで?』
「えー!!!分からんわー…」
『しゃーないなぁ。じゃあヒント。今日は嘘ついてもいい日なんやで』
「嘘ついてもええ日?あ、分かった!!エイプリルフールやな!!」
『うん、正解やけど…何日?』
「エイプリルフールやろー?えーっと、始まりの日やからー、4月1日やな!!」
『正解!けど、エイプリルフールより大切な日、あるやろ?』
「おんっ!!!今日ワイの誕生日やでー!!!」
『はい、だいせいかーい!!!ほな今日は部活終わったら白石の奢りでたこ焼き食べに行こな!』
「なんで俺が謙也みたいな扱い受けとんねん!!!」
「ほんまー!?白石ー、ありがとなー!!」
『あんた部長やろ。たまには後輩に奢るくらいの気前あってもええやん』
「…はぁー。ま、仕方あらへんな。ちょっとくらいなら奢ってやってもええで」
『うわケチ臭っ』
「なーなー!はよいこー!!!」
『せやな、けど金ちゃんその前に一言。』
誕生日おめでとう
(おんっ!!ありがとなー!!!)
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