2018.5*猫 爆豪


「そこのにゃんこちゃん!かわいいね!こっち向いて!!」
「なにやっとんだアホが」
「爆豪くん!」
「猫に話しかけてんじゃねぇよ」
「だって振り向いて欲しいじゃん」
「意味わかんねぇわ」
「あっ、逃げちゃう!」
「…」
「あ、爆豪くんいつの間に武器を!」
「ただの猫じゃらしだろが」
「ずるい!私の分もどこかに」
「オラ」
「え、くれるの?ありがとう!」

ひょいっ

「は、ちょっ!くれないの?」
「あ?取ったらやるわ」

ひょいひょい

「ちょっ、おい、いじめか!ちょうだいよ!」
「(猫みてぇ)」




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2018.5*猫 切島


「おわ、猫仙人!」
「切島くん、失礼じゃない?」
「悪い。でもすげぇ猫集まってねえ?」
「昔から何故か猫に好かれるんだよね」
「え、なにその口田体質」
「口田くんの個性羨ましいよね」

<フニャー>

「うんうん、撫でてほしいの?」
「懐いてんなー」
「可愛いよね」
「おう」
「あ、せっかくだからこの猫ハーレムの写真撮ってくれないかな?」
「いいぜ。俺の携帯で撮って送るな」
「ありがとう!」
「ハイチーズ」
「あ!待って今変な顔した!」
「そうか?ちゃんと可愛く撮れてるぞ」
「え」
「あ」




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2018.5*猫 轟


「にゃーん」

<ニャー>

「お、返事した!」
「わっ!轟くん!!」
「この猫逃げねぇな」
「い、今の見てた?」
「今のって?」
「いや、だから、その」
「猫に話しかけてたところか?」
「やっぱり見られてた!恥ずかしい」
「そうか?」
「だって、1人で猫に話しかける姿って」
「普通に猫好きなのかと思った」
「しかもにゃーんて」
「ニャーじゃないんだなとは思った」
「恥ずかしいから忘れてください」
「普通に可愛かったぞ」
「ううっ、フォローありがとう」
「そんな恥ずかしいか?」
「誰も見てないと思っての行動だから」
「じゃあ一緒にするか?」
「え?」
「にゃーん」
「轟くん!?なにを!?」
「一緒にすれば恥ずかしくなくならねぇか?」
「優しいっ、優しいけどその優しさが痛いよ轟くん!」
「すまん」




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2018.7*告白 切島

「鋭児郎くん」
「なんだよ」
「…」
「…」
「怒ってる?」
「別に、怒ってねぇよ」
「じゃあ私が告白されて拗ねてる?」
「すっ、拗ねてねぇよ」
「そうなの?」
「そうだよ」
「私なら、鋭児郎が告白されてたら拗ねるけど」
「っ」
「拗ねてくれないんだ、残念」
「……拗ねてるよっ!」
「ホントに?愛されてるなぁ私」
「あんまり他の奴に隙見せんなよ」
「うん、気をつけるね」
「(結局思い通りにされてんな俺)」




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2018.7*告白 爆豪

「おい」
「んー」
「起きろや」
「まってぇ、わたしのたいやきぃ、およがないでぇ」
「だっ!てっめぇ人のベッドでバタ足してんじゃねぇぞ!!」
「あとちょっとー」
「起きろやクソが!」
「んー……、すー、すー」
「(こんだけ暴れてまだ寝るのかコイツ!?)」
「すー、すぴー」
「(狸寝入りじゃねぇだろうな)」
「すー、すー、すー」
「おい」
「すー、すー、すー」
「(マジかコイツ)」
「かっちゃん、」
「!」
「たいやきにタバスコはだめぇ!」
「どんな夢見たんだてめぇは!」
「うう、たいやき…、かっちゃんのバカ…、」
「(たい焼きで詰め殺したろか)」
「でもすき、かっちゃん」
「…は」



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