10.Another World(前編)
ガタンゴトン、ガタンゴトン
「切島くん今日ニュース見た?」
「なんの?」
「ほら、雄英襲撃の」
「!」
「私たちと同じ年のクラスが狙われたらしいじゃん」
「お、おう」
「すごいよね!同い年で敵と戦ったのって」
「…」
「私みたいな個性も普通の人間からするとほんと別世界って感じだよ」
「そうか?」
「そうだよー!なんか華々しくて、とてもじゃないけど一緒に居られないよね」
「…そうでもねぇんじゃねぇの」
「え?」
「井崎ってさ」
「うん」
「ほんとに分かってねぇの?」
「え、何が?」
「…」
「ど、どうしたの切島くん。真面目な顔して」
「(まじで俺が雄英って分かってねぇのか)」
「(え、私なんかしたかな)」
「…」
「…」
「2週間後」
「え?」
「予定空いてる?」
「う、うん」
「そのまま空けといて」
お誘い