◆◇ 長義と世話役の蜂須賀


「主は、そうだね……とても、欲が薄い人だ。そして結構きまぐれで、実はとても、愛情深い」
「へえ……しっかりしていて生真面目なのだろうとは思ったよ」
「仕事に冠してはとても真面目なのだけれどねえ、ああ見えて彼女、とても面倒臭がりなんだ。自分のこととなると途端にものぐさになってしまう。こちらが油断していれば食事もしないし、睡眠だってすぐに削る。自室の片付けも苦手さ」
「……」
「それは良き審神者ではないのだろうね。けれど彼女は……良き主だ。そういう人なのさ」
「……良い関係を築いているんだね」
「ああ。君も、自分の思うように主に仕えるといい」
「自分の思うように、ね……」

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