2.何もできなかった
何もできなかった。
ただ、目の前の呪いに震えることしか。
少しだけ抵抗はできたものの微々たるもの。
私は見えるだけで何もできない。
恐怖から足が震えた。涙もでた。
死を覚悟したその時。
「大丈夫ですか?怪我は。」
目の前で繰り広げられる凄惨な現場を。
"見える"自分を初めて肯定したその瞬間、もう元通りにはなれないと、そう覚悟した。
君という花
「そろそろ着くはずなんだけどな…」
空港のターミナルで待つこと数分。
指定された時間に来ては見たもののものすごい人の数だ。
初見の人なんてわかるはずない。
それに、呪いもわらわらとチラつく。
人の集まる場所にはよく呪いが溜められるらしい。
任務の現場も学校や病院などといった場所が多い。
空港は今まであったかな?
過去の任務を思い出そうとするも、ありすぎて思い出せない。
「あーもう五条先生のアホ。」
なんでもアバウトすぎ!
でもすぐに分かるよ、と言っていた。ものすごく見た目が変わってるとか?
あーだこーだ自問自答しながら悶々としていると、後ろからトントンと肩を叩かれた。
と同時にドォンと潰されそうな圧。
無抵抗に死を突きつけられる感覚。
それも一瞬で消えた。
「名字さん?初めまして、乙骨憂太です。」
end
ただ、目の前の呪いに震えることしか。
少しだけ抵抗はできたものの微々たるもの。
私は見えるだけで何もできない。
恐怖から足が震えた。涙もでた。
死を覚悟したその時。
「大丈夫ですか?怪我は。」
目の前で繰り広げられる凄惨な現場を。
"見える"自分を初めて肯定したその瞬間、もう元通りにはなれないと、そう覚悟した。
君という花
「そろそろ着くはずなんだけどな…」
空港のターミナルで待つこと数分。
指定された時間に来ては見たもののものすごい人の数だ。
初見の人なんてわかるはずない。
それに、呪いもわらわらとチラつく。
人の集まる場所にはよく呪いが溜められるらしい。
任務の現場も学校や病院などといった場所が多い。
空港は今まであったかな?
過去の任務を思い出そうとするも、ありすぎて思い出せない。
「あーもう五条先生のアホ。」
なんでもアバウトすぎ!
でもすぐに分かるよ、と言っていた。ものすごく見た目が変わってるとか?
あーだこーだ自問自答しながら悶々としていると、後ろからトントンと肩を叩かれた。
と同時にドォンと潰されそうな圧。
無抵抗に死を突きつけられる感覚。
それも一瞬で消えた。
「名字さん?初めまして、乙骨憂太です。」
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