▽2017/01/01(Sun) 光陰矢の如し 17話 皆さま、明けましておめでとうございます。 予定していた訳ではなかったので、新年初日に更新することができて良かったです。 今回更新のお話は、オリジナル要素が強い内容だったかなと思いますが、以前から決めていた通りに書けたので、個人的には満足しています。 きっと夢主がその場にいれば、きっとこういう行動に出るだろうと。 それから今回のお話では「瞬身の術」という術を出しました。以前シャンクスと会った時に出したものと同じで、ナルト読者にとっては馴染み深い術だと思います。 簡単に言えば高速移動する術で、普通の人が見れば突然その場に現れたように見えます。ただ、実はチャクラで身体能力を大幅に強化して、超高速移動を可能にさせているらしく、ワンピースの世界でいうと"剃"のような感じだと思っていただければいいのかなと思います。 なのでクザンほどの強者ともなれば、きっと移動しているのだと気づくと思ったのでああいう感じのセリフにしています。 実はシャンクスに術を披露した時も、きっとシャンクスには見えていたのだろうと思いますが、当時の夢主はまだ子供で、ワンピース世界の事情には詳しくなかったので、シャンクスには消えて見えていたかなと思った、というどうでもいい裏設定がありました。 今年はワンピース連載20周年らしいので、一読者としてはとっても楽しみです。 さて次の更新はいつになるかわかりませんが、できるだけ早めに出来ればいいと思っています。 では、本年もよろしくお願いいたします。 最後に、追記に本編の没ネタ載せておきますので、興味のある方はどうぞ。 ※本編17話、ゾロ・サンジと合流後の没ネタです。一回書いたんですが、夢主、こんなひ弱じゃなかったなあと思ったのと、雰囲気も合わなかったのでやめました。でもせっかく書いたので、こちらに載せておきます。たまにはこういう感じも……どうでしょう? (名前変換なしです) 「オーケーだね」 「あァ。…ルフィはおれ一人で十分だ」 「わかってる。さあ」 サンジから手を伸ばされて、一瞬何を言っているのかわからなかったが、すぐに言わんとすることを理解した。 「え?いやいや、一人で大丈夫だよ」 「……その手。あいつと戦ってないってのは嘘だね?」 真顔のサンジから示されて、自分の手の爪が青くなっていることに気づいた。チャクラで防いではいたものの、やはり海軍大将が相手ともなると余裕でとはいかず、指先は冷えに冷えてしまっていた。 「あれ。まあほんの少し応対はしたけど、戦ってはいないよ。本当に少し疲れて力が抜けてるだけで、ちょっと休めば大丈夫だから」 「でも、今は急いで船に戻らなきゃいけないから、ね?ほら」 「…早くしろ」 ぐ、っと言葉に詰まる。確かに今は手を借りてでも急ぐべき場面であって、船まで歩いている時間はない。身体に無理をして、おいおいみんなに迷惑をかけるのも良くはない、か。 「……わかった、ありがとう。お言葉に甘えます」 「走るぞ」 「うん、ってサンジ?え、いや肩借りるだけで」 「いや、この方がスピード出るから」 「え?」 「急ぐからちゃんとつかまっててね」 「うわっ」 肩を借りるつもりで腕を回すと、そのまま膝を支えられて抱き上げられてしまっていた。 ただ、急いでいるのも本当だし、サンジはもう下ろす気はなさそうで、わたしはこのままメリー号まで動かない方が無難なのだろうと諦める他なかった。 「…よろしくお願いします」 「お任せください」 こういうことはされる側になると途端に気恥ずかしくなるらしい。 …我が家のゾロはわかりづらい、サンジはあからさまな優しさを目指してます。お粗末様でした! |