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0623
Tue

浅倉透


のまれると思った、波みたいに。
浅倉はこっちを向いて、その海のような瞳をまたたかせて、わたしは口をつぐんでしまった。ファインダーをのぞきこんで、浅倉を見る。幾重にも折り重なった波がおおうように、わたしは動けない。浅倉が薄くわらって、息の仕方がわからなくなる。
飛沫をあげて、シャッターを切った。