Setting

萩原 苞羽

警視庁警備部機動隊爆発物処理班の萩原研二の妹。年の差は12歳、兄妹ではあるがそれよりも恋人としての認識がお互いに強い。
その割には苞羽は『お兄ちゃん』と呼ぶし、萩原も『お兄ちゃん』を自称することが多い。

前世では駅で爆弾テロに巻き込まれ死亡した。そのため、爆弾関連はトラウマ。火、熱、一定間隔を刻む音、夕日、火薬の匂い、破裂音、雷の光など。
自身が転生者でこの世界が漫画だったことは兄には話してある。

帝丹高校2年B組で毛利蘭や鈴木園子、少しではあるが工藤新一とも仲良くしている。後に転校してきた世良真純とも行動を共にしていることが多い。

彼氏がいると噂があるが、その相手がかなり年上に見えるため良い噂ではない。援助交際、などと言われ激昂した過去がある。外では兄だと伝えていない。

知識あり転生者のため、彼女らとつるんでいると事件に巻き込まれることは分かっているが、逃げることはしたくなかった。また、援助交際だと言われた時に庇ってくれたこともあり、関わらないという選択肢を消した。

兄に感化され正義感が強く、進んで誰かを助けようとする。自分の手の届く範囲はどうにかしたい、と考えている。本人はよく考えているつもりだが、傍から見れば突拍子もない行動をしているため、兄から窘められることは少なくない。頭の中で全部が組み立てられてるので、過程をすっ飛ばしてしまう癖がある。あまりにも危なっかしくて、多少の護身術は習った。
肉体年齢に釣られて子供っぽく、わりと兄がいないと情緒不安定になる。遅番とか宿直とかだと不安で寝れてないことが多い。

学校ではジェントルマンのような対応をすることから特に女子からは人気。元の性格とかなり違うが、『何か』を演じていないとトラウマのものが多すぎて身動きができなくなるため、前世で手に入れた知識や身近にいる兄やその友人たちの対応をトレースしている。
そのため日本人らしからぬレディーファーストのかっこいい女性になった。イケメン女子二大巨頭の片割れ。男前の世良とジェントルマンの苞羽。

自己犠牲も相まってそのかっこよさは伊達じゃない。スパダリを欲しいままにしてる。園子に新一なんて比較にならないとまで言わせた。男なら惚れてたとよく言われる。
一転恋人の話になると乙女らしく、苛烈。尚、このジェントルマン気質に警察学校組は頭を抱えている。すぐ誰かを庇って怪我を負ってきてしまう。


現在は親元を離れ、警視庁近くのマンションで兄と共に住んでいる。警察学校組とは過去に会ったことがある。在学中泊まりに来ていた。


(機動隊は寮とありましたが、今回は自宅に住んでることになります。また、外泊に関しても自宅でなければ許可が降りないそうですが、そこはご都合主義で。)