「ちょっとうるっときちゃった」
「ポップコーンが美味しかったでさァ」
「ずっとそれ食べてたね。やっぱり好みじゃなかったから?」
「でもちゃんと見てやしたよ。あんたは?…って泣いてるんだからよかったに決まってるよな」
「うん。沖田君に気をきかせちゃって申し訳ないけど、この映画選んでくれてありがとう」
「…じゃあ今度はホラー映画見に来やしょう」
「ほ、ホラーは無理……」
「そろそろ腹減ってきやしたね」
「え、ポップコーン食べたのに?」
「年頃の男子はこれくらいじゃ満腹にならないんでィ」
「…じゃあ年頃らしくマックでも行く?」
「賛成」