ホワイトデーの贈り物


「もも、バレンタインはありがとな。これホワイトデー分だから」

そう言ってカルロスは私の頭を軽く撫でながら可愛くラッピングされた箱をくれた。

「ありがと〜今空けてもいい?」

べディベアの包装紙が可愛くて、破かないようにそっとテープを外していく。

「わ!」


可愛い外装の中に入っていたのはひとつひとつに愛嬌のあるくまの顔が描かれている色とりどりのマカロン。


「私がマカロンすきって言ってたの覚えててくれたの?」

「おう、それにホワイトデーのマカロンの意味みたらこれしか無いって思った」


その言葉でホワイトデーのお菓子にはいろいろ意味があるんだっていつか友達が話してくれたことを思い出した。

キャンディーは口の中でなかなか溶けないから「付き合い始めても長続きする」とか。あと固いから、甘いから、って意味もいろいろあったはずなんだけど…とにかくポジティブな意味が強いんだって。

反対にクッキーはサクサクしててたくさんあるから「貴方とは友達でいたい」の意味があるらしい。


…じゃあ、今日カルロスがくれたマカロンにはなんの意味があるんだろう。


「どんな意味?大切だよとか?」

「それもあるけどもっと意味強い」


大切よりも強い意味?重要??…いや、違う気がする。

なんか、もっとちゃんとしててかっこいい言葉。

「ぇ、なに?」

必要とかでもなさそうだなっていまだに悶々としていたら、


――――あなたは特別な人です


そう言ってニッて笑う彼を見ていたら頭で考えるよりも先に

「私も!カルロは特別!!」

そう、自然と言葉にしていた。


今年のホワイトデーは特別で。

3月14日はとっても幸せなデートになりました。