一号が中破したらしい。
中破というと大げさに聞こえるが、とにかく損傷甚大、大変な状態らしい。
幸い大事には至らなかったらしいが、心配だ。
退勤後、私は速やかにヘド博士のラボへと足を運んだ。
「失礼します!一号大丈、ぶ?」
――扉の先には、女の子になった一号がいた。
「〇〇」
「ああ、キミか。誰がガンマを作ったと思ってる?」
視線は手元から逸らさずに、ヘド博士が言う。
女の子の一号はどうやらメンテナンス中のようで、博士に腕の配線を見てもらっているところだった。
「超天才のヘド博士、です」
「その通り。超天才のこの僕が作ったんだ。ボディをまるごと換装するくらいわけないよ」
「はぁ……」
ボディの換装。ということは元の体は今修理中ということだろうか。それにしてもなぜ女性型のボディに?
「い、一号、だよね?その体は一体――」
「緊急避難用の仮のボディだ」
いつもより幾分か高くなった声で一号が答える。
「きんきゅうひなんよう……」
「そう、かなり損傷が激しかったからね。明日まではそのボディで過ごしてもらうよ」
「お手数をおかけして申し訳ありません……」
「良いデータがとれたし、構わないよ」
どうやら相当危ない状況だったらしい。一号が完全に壊れてしまったところを想像してぞっとする。頑丈に作ってくれた超天才に感謝である。
ここであんまりにも気になってしまい、湧いて出た疑問を博士に投げかけた。
「というかなぜ女性型を?」
「ヒーローがいるならヒロインも必要だと思ってね。実装できる直前まで準備しておいたんだ。結局計画は頓挫したけど、残しておいてよかったよ」
なるほど。ただの趣味全開のスペアボディではなく、本来もう必要のないものだったらしい。ようやく納得がいった。
「よし、調整はおしまい。少しでも違和感があったらすぐ報告するように」
「はい、ありがとうございます。ヘド博士」
「そういえば今夜外泊許可出してたけど、どうする?」
確かに今夜一号が泊まりにくるって言ってたな、と博士のその言葉で思い出した。損傷したというから心配ですっかり忘れていた。
「お邪魔してもいいだろうか」
「ん〜、一号が大丈夫そうならいいよ」
緊急避難用のボディなのだ。普段の体とでは勝手も違うことだろう。
「なんだ君のところだったのか。いいよ行っておいで。エネルギーも満タンにしてあるし」そう快く送り出してくれた博士はさっさと別の作業を始めてしまった。
一号の修理などできっと少しの時間も惜しいのだろう。
邪魔にならないうちに行こっか、と一号の手をとり、二人で自室へと向かった。
簡単に夕食を済ませ、本当はお湯に浸かりたかったけど一号が来ているし、お風呂はシャワーだけで済ませた。あとはもう寝るだけだ。
「それじゃ、一号はベッドで寝てね。私はソファで寝るから」
ソファに座り大人しくテレビを観ていた一号に、着替えであるパジャマを手渡しながら私は提案した。
短い時間とはいえ、慣れない体での活動は大変だっただろう。
そう思い、労いのつもりでそう提案したが、それは思っても見ない言葉で返された。
「シないのか」
「ん、なにが?」
シないのか、とは。
まさかとは思ったが、確信が持てず思わずとぼけてしまった。
「セックスだ。シないのか」
「えっ、するの」
何を言い出すんだこの人造人間は。今自分がどういう状態かわかってるのか?というかそんなあけすけに言うんじゃないよ。仮とはいえ女の子が。
私はテレビの電源を落とし、一号を諭しにかかった。
「今女の子じゃん。一号」
「……?それがなにか、問題でも?」
「だって、その……い、挿れるもの、ないじゃん……」
流石に照れが生じ、歯切れ悪く口ごもる。
一号の上腿は今はスリットの入ったタイトスカートに覆われている。窮屈なそこに男性のモノが収まっているとは考えにくい。
というか、ヒロインを造りたかったと言っていたので、ついているわけないだろう。どう考えても。
「私は……性的欲求を満たすためだけにセックスをしている訳ではない。ただ普通に触れ合うよりも、なにか得られるものがあると信じて、そうしたいと思っている。それは貴方も同じでは?」
「それは……そうかも、だけど……」
「ダメ、だろうか」
「ぐぬぬ、ぬぬぬぬ……」
とろりと解けたその目はしっかりと私を捉えて離さない。私はその顔にめっぽう弱かった。それを知ってか知らでか、一号はこういった時にだけその顔を見せるのだ。これが本当にたちが悪い。
「〇〇……」
「ぅぅ」
「……無言は肯定ととらせてもらう」
「えっ横暴!ちょっとまって!」
いつまで経っても答えの出ない私に業を煮やしたのか。女性型とはいってもそこは人造人間。少しの抵抗も許されずいとも簡単に横抱きにされ、寝室へと運ばれてしまった。
ゆっくりとシーツの海へと降ろされると、すぐに覆い被さられその腕の中に閉じ込められる。
二人分の重みに耐え切れず、スプリングが悲鳴を上げて大きく沈む。
「待ってってば!ほんとにするの?」
「往生際が悪いな」
「だって、女の子同士だし」
「始まってしまえば、どうと言うことはないと思うが」
なんでそんなに積極的なんだ。どっかで変なスイッチ入っちゃったのかな。
抵抗すると思われたのだろう。私の両手は女性にしては少し大きめの手に頭上で一纏めにされてしまう。
いまだ腹の括れてない私を置いてけぼりにして、一号はどんどんと事を進めてしまう。
寝間着代わりのTシャツの裾を少したくし上げられる。するりと片側の横腹を撫でられ、快感ではなく風呂上りで火照る自分と丁寧に鞣された革との温度差に反応してしまう。
「ひっ、つめた」
「ああ、すまない」
謝罪を口にしながらも、その手は止まることなくどんどんと、しかしゆっくりと上へと登ってくる。肋をなぞられ、ふるりと体が震える。
ムッとして無言で睨みつけると「そういえばまだだったな」などと言って唇が重なりあった。
強請ったように見えたのだろうか。睨みつけたつもりだったのに。
普段よりも幾分か柔く小さい彼(今は彼女か?)の唇が私の下唇を数回吸い、舌先で軽くなぞる。
口を開けろと言うことらしい。
やられっぱなしは性に合わない。
せめてもの抵抗として、口を固く噤んだ。
私はまだこの行為を承諾したつもりはないのだ。
熱を孕んだ視線が私の目に絡みつく。
しばらく肋の形を確かめるように触れていた手が、ふいに胸の先端を掠め声が漏れた。
「は……んぐ」
その一瞬の隙を見逃さず、すかさず僅かな隙間からぬるりと一号の舌が割り入ってくる。
ねっとりと上顎を舐められ、ぞわぞわとした痺れが背筋を駆け昇る。
それと同時に今度は確信を持って乳首を弄ばれる。
その動きに呼応するように、舌全体をねぶられ、互いの唇が隙間がないほど密着する。
酸素が圧倒的に足りない。
――まずい、溺れる。
そう思った瞬間、ぢゅっ、と湿り気のある音をたてて唇が離された。
ほとんど酸欠のような状態で、浅く息を吐き、深く空気を吸い込んだ。そうやってなんとか呼吸を整えると、中途半端にたくし上げられた服に手をかけられる。
「頭、上げられるか」
だめだ、もう意地を張るのはやめよう。
観念して言われた通り上半身を浮かすと、少し乱雑にTシャツが脱がされる。
そこでようやっと両腕が開放された。手加減はしてくれていたのだろうが、押さえられすぎて手首がひりひりと痛む。何も身につけていない胸が外気に触れる。
「きれいだ」
「……ありがと」
このやり取りは、体を重ねる度に行われるお馴染みのものだった。
一号は私の身体を暴く度に、初めてそうした時と同じようにそう零すのだ。
きっと本心からの言葉なのだろう。毎度言われる方は嬉しくもあり、気恥ずかしくもあるのだが。
耳、頬、唇、首筋、胸元。キスはどんどんと下へと降りてくる。唇で触れられたところがじわりと熱をもつ。
ぬろ、と生温かい舌で乳首を捕らえられびくりと体が震えた。
「ふぁ、ぅんん……っ」
「きもちいいか」
「そこで、っしゃべんないで……!」
舐めて、吸って、食んで、また舐めて。
心地よい、けれど決定打にはならない快感に太ももを擦り合わすと、心の内をすべて見透かされているかのように、胸への愛撫もそこそこに降下が再開された。
たまに肌に歯が当たるのは、噛むのを遠慮しているようだった。
ふとそこで、ほぼ何も身につけていない自分と、きっちりと着込んだ一号との対比に恥ずかしくなり、待ったをかけた。
「ちょ、っと、まって」
「…………」
無視である。没頭しすぎて声を情報として処理できていないのかもしれない。肋、鳩尾、臍。そこまで来ると一号はなんの躊躇もなく、下着をハーフパンツごと一気に引き下げた。
「おねがいだから、まって」
力の入らない手でなんとか肩を掴むと一号はようやく停止した。
「一号も……脱いでよ」
「ん、わかった。少し待ってくれ」
流石の手際の良さで一号は着々と造られたままの姿に近づいていく。
茹だる頭でボタンが多い服は大変だなぁ、とぼんやりと考えた。
ぐい、と肌着を脱ぎ捨てると豊満すぎる胸がまろびでる。
たゆんと弾む双丘はあまりにまばゆい。
その暴力的なまでのいやらしさに、一瞬で意識が冴えた。
下着を、つけていない。
「えっ、ブラジャーつけてないの」
「このボディでいるのも明日までだ、必要ないだろう」
歩いている時、妙に揺れてるなとは思ったがまさか下着をつけていないとは思わなかった。
「もしまたその体を使うことがあればブラはつけたほうがいいよ」
「なぜ?」
「その、風紀が乱れるから」
「風紀が?よくわからないが一応記録しておこう」
まったくもって理解できないといった様子の一号にため息が出そうになる。
こんなふくよかな胸で、下着もつけずに動き回られてはたまらない。
そのしなやかな肢体は人々の羨望の的だろう。けどそれも今は私だけのものだと思うと、優越感のような、独占欲にも似た何かが私の胸にたまる。
ついさっきまで行為自体を拒んでいたくせに、我ながら自分本位な奴だ。
一号のストリップはスカートと下着を脱いで一糸纏わぬ、とはいかなかった。なぜか手袋だけ外されていないことに気がついたのだ。
「手袋、外してよ」
散々撫で回されて慣れてきたとはいえ、その冷たさは心臓に悪い。
私の言葉に一号は口元に手を当て、片側の口角だけを少し釣り上げた。これは、良くないことを考えているときの顔だ。
ふに、と親指で唇を軽く押し潰され
「口で脱がしてくれるか」
ほら、ろくでもないおねだりだ。
スーパーヒーローが聞いて呆れる。
「こんなことどこで覚えてきたの」
「貴方以外とこういった行為はしたことがない」
答えになっているようで、なっていない返答。
私はこんなこと教えた覚えはないのに。
指を噛んでしまわないように、弛んだ部分を慎重に軽く噛んだ。少しずつ、少しずつ引き抜いていき、口に含めるくらいの長さ になったところで、先程より長めに咥え、顔を背け一気に引き抜いた。
寝転んでいるので中々に時間がかかる。
少しくらい手伝ってくれたらいいのに、一号はまったく手伝いもせず、もう片方の手を差し出した。
「反対も頼む」
「まったくもう……」
文句を溢しつつも先ほどと同じようにして外す。
2回目なので、さっきよりはスムーズにできた。
晒されたその手はいつもより細いが長くて、きれいな手だ。
「良くできました」
労いの言葉とともにおとがいを撫でられ、くすぐったさに身をよじる。ようやく直に触れられたその指は、私に負けず劣らず熱い。
「指、舐めてくれるか」
私を見下ろすその顔は欲に浮かされていて、あぁ私が純粋無垢であった人造人間をここまで仕立ててしまったのか、と背徳感に打ち震えた。
右手首を掴み手の甲にキスをして、ゆっくりと指先から股にかけてを数往復した。
「んむ、ん、ぇ」
「薄いな」
「ぅん……?ふ、ひゃいは」
「舌が薄くて、可愛い」
わからん、人造人間のツボ。
自分から舐めろと言ったくせに、軽く折り曲げた人差し指と中指の間に舌を捕らえられてしまう。
「ときに、開発次第では口内も充分に性感帯になり得るそうだ」
試してみるか――。
耳に唇を寄せてその言葉を流し込まれ、脳がじくりと痺れた。
ぐにぐにと舌を嬲られ、開きっぱなしの口の端からはよだれが垂れ、ぐらぐらの理性でなんとか拒絶の言葉を口にした。
「……ひゃら」
「ふふ、残念だ」
まったく残念そうに聞こえない弾んだ声が耳に届く。
ずるりと指を抜き出すと、一号は私の垂れてしまったよだれを舐めとりそこにキスを落とした。
このキス大好きっ子め。
流れるような動作で閉じていた脚をぱかりと開かれ、秘部が彼の眼前へと晒される。
「舐めてもらう必要もなかったかもしれないな」
「……いわないでよ……」
私の唾液でてらりと艶めく指先で、ゆっくりと膣口をなぞられ、ぬかるみへと指が沈む。
細長く淑やかな指で膣内が埋められ熱く吐息が漏れた。しばらくぬちぬちと膣内全体を探るようにして動かされていた指だったが、ふとお腹側の入り口近くを深く耕され堪えきれずに嬌声が飛び出した。
「あっそこ、ばっかり、ひっ……ぁ」
「好きだろう」
「ぅ…………すき、んっ……そこすきぃ」
確かに膣内で感じる指の柔さは女の子のものなのに、触れ方はいつもの一号のそれで、この倒錯的な状況すら興奮材料になるには十分だった。
「はっ、っ……うぅ、いちごお……」
「子宮口が降りてきてるな」
「あっ、ぁん……う、そぉ……」
「良かった。今の私だと届かないのではと心配していたが」
ぐるりと子宮口を一周撫でられ、それだけで腰が大きく跳ねる。
「あ゛っ!?い゛、やだ、おく、やっ」
「杞憂だったな」
子宮口を好き勝手に揺すられて、ひずんだ喘ぎ声が止められない。
触れられているのはたった4センチにも満たない小さな器官のはずなのに、子宮全体を揺さぶられる感覚に陥る。
一号から与えられる刺激は強すぎて、脚がガクガクと震えた。
「ゔあっ、それイくっ……す、ぐイッちゃうからぁ!!」
「好きなだけイくといい」
ぐりぐりと子宮口を押し上げられると同時に親指で陰核を押しつぶされ、呆気なく達してしまう。
「ぁ、あぁっ!イ、イ゛ぐっ……イ゛……ッ!!」
膣内はきゅうきゅうと指を締めつけて、ありもしない精子を搾りとろうとして離さない。
シーツを強く握り締め快楽の波が引くのを待った。
ずるずると中から指を引き抜かれる微かな感覚ですら、今の私にはひどく刺激的だった。
「ひ、ひぃ……はぁ、は……ん、ぁ……?」
「私も、いいか」
ぐ、と右脚を持ち上げられ彼の肩へと担がれる。
まるでいつもシている時のように。
太ももは彼の右腕にしっかりと抱き支えられ、逃げられないことを悟った。
私の裏ももに押しつぶされ、一号の形のいい胸がぐにゃりと歪む。すぐに私の左腿に跨るようにして、股座に一号の体が入り込んできた。
このまま腰を下ろされたら性器同士がくっついてしまう。それだけは、本当にまずい。
いやいやと首を横に振るが、ここまでほぼ私に奉仕し続けるだけだった一号が止まるはずもなかった。
「なに、や、やだこわい、やだぁ……」
「こうすれば一緒に快感を得られるだろう」
ぬち、と粘着質な音が聞こえると共に、陰核同士が合わさり、電撃のような快感が全身をかけ巡った。イったばかりの体にその過ぎた快感は毒だった。
「ひッ!!」
「ん゛ッ……これは、なるほど想像よりも……」
ーーこれ、女の子同士でしかできないやつだ。ふわふわした頭でもわかる。これ以上されたらダメなやつだ。今更だけど中身は一号とはいえ、私、女の子とセックスしてる。
一度そう考えてしまうと、もうその背徳感に抗うことは叶わなかった。
ゆるゆると腰を擦り付けられると、互いの分泌液がぐちゅぐちゅと混ぜ合わされる。
時折、私の陰核に押し付けられる一号の陰核の硬さに、彼もまた興奮していることが窺えた。
「ダ、メッ!!これ……ま゛ってぇ!!」
止まってくれと願いを込めて右手を差し出すと彼の左手に指を絡められ、きゅ、とそのまま結ばれる。
「ダメ?本当に?」
「あ゛あっ、ダメ、だめにッ……!なっちゃゔからぁっ!!」
「なら、オレでダメになってくれ」
「うっ、あ゛ぅッ!も、なってる゛!な、てる、からァ!もぅ……!」
「はぁ、かわいい……かわいいな」
顔中いつの間にか溢れだした涙や汗やよだれやらでべちゃべちゃで可愛いわけないのに、呪文みたいに一号の「かわいい」は止まらない。
「ん、ふっ、ふふ、気持ちいい、な」
「ぅゔ、よ、ょすぎる、から゛!もっ、やだァ!!」
どんどんと速くなる動きにあわせて、ぐちぐちと鳴る下品すぎる音が部屋に満ちる。
下生えまでどちらのともわからない分泌液でぐしょぐしょで、それが二人の間で泡立つのが目に入った。
このまま合わさったそこから二人溶け合って一つになってしまうのでは、という気さえした。
「好き、……好きだ〇〇、かわいい、オレの……」
ドロドロの甘い言葉にぐちゃぐちゃの身体。
理性は焼ききれる寸前だった。
限界なのは一号も同じらしく、擦り付けるようだった腰の動きが、次第に押し付けるようなものへと変わっていく。
「わ゛たしも、す、きィ!いちごぉ、あ゛!もぉっ、イ゛っちゃ……ッ!!」
「あぁ、もう……ゔ、オレも……!」
ぐりゅんっと一際強く腰を打ちつけられ、繋がったままの手を痛いくらいぎゅっと握りしめた。
「はぁ、あ゛っ、〇〇ッ、く……〜〜ッ!!」
「ぁ゛っゔぅ、イく、イ……い゛っっっ?!ひ、ん゛っっ!」
絶頂の最中、がぶりと力任せに首筋を噛まれ、目の前がチカチカした。その痛みすら快感へと変換され、絶頂がより深いものとなりはくりと息を呑む。
ダメ押しとばかりにぐいぐいと数回腰を押し付けられ、余韻でつま先が震えた。
ややあって担がれていた脚を降ろされると、だらしなく開きっぱなしになる。
じんじんと痺れの残る秘部に刺すような視線を感じるが、力の抜けた今の状態では足を閉じることすらままならない。
「はぁ、は……ふ、もう一度、ダメだろうか」
私の一等好きなあの顔で名前を呼ばれ、子宮がきゅう、と甘く痛む。
きっと一号のエネルギー残量はまだたっぷりと残っているのだろう。
肺に酸素を取り込むので精一杯な私に、返事をする余裕などなく、その無言は肯定ととられるのだろう。
クセになったらどうしてくれるんだ。女の子えっち。