めも
「舞台裏の話」から本編や番外編についての設定解釈云々の小話を読めます。
最新話までのネタバレ多いです。
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▽2020/04/15(Wed)
無題
気分が上がらないのでもうひとつ、もうちょい(私が)楽しい記事書こうと思います。
五番隊を推すと切っても離せなくなるのが隊花の馬酔木ですね。
原作だと「あしび」の表記になりますが現代だとアセビが一般的です。
昔の読み方ですねぇ。その辺先生もきっと気を使ってるんだろうな。
では、アセビについての知識を皆様に蓄えていただきたく追記からはつらつらとアセビについてお話ししましょう!
追記
アセビ、ツツジ科の低木ですね。そう、ツツジの仲間なんです。
常緑の低木で大きくなってもせいぜい3mくらいのものが多いです。
アセビを漢字で書くと「馬酔木」となるように、文字通りウマが食べると毒性により、酔っ払った様ふらっふらになるんですね。
毒は葉は勿論のこと、枝にも花にも根にも含まれる、全身毒野郎です。
アセビの由来は「足が痺れる」の音から来てると言われており、名前の通りの樹木ですね。
(毒があるので「悪しき実」が由来という説もあります)
今の時期くらいにはもうアセビの花も見頃だと思います。
盆栽とか庭木にもよく使われますね。
では、自然界ではどこにあるの?と聞かれますと、「山のどこでも」です!
アセビは本当に日本の山の大体どこでも見れます(本州の話ですけど)。
人工林(スギとヒノキばっか生えてるところ)の薄暗い地面によくいます。
隠樹、つまり日陰で生き延びるタイプの樹木なんですよね。
上から見ると輪状に生えて見える葉は、よくよく見ると葉脈が網目状についています。
人工林は薄暗いためかなり植物にとって劣悪な環境でして、山の地際に植物が全然ない!みたいなこともよくあります。
(これが土砂災害が起きやすい原因ではと言われており、放置林はよくない!という話になってくる訳ですね)
じゃあなんで、アセビは薄暗くて植物には嬉しくない人工林によくあるのかというとですね、もう理由は実は上に書いちゃってます。
・暗くても生きてける(あんだけ暗い中で生きてける植物はかなり少ないです)
・鹿に食われない(最大重要ポイント)
そう、毒があるから鹿に食べられにくいんですよね!馬だけじゃなくて動物全般、あの毒ダメです。
鹿の数がべらぼうに増えて増えて仕方のない今、鹿に食われない植物ばかりが生き残っています。
あいつらは本当になんでも食うので、スギやヒノキの樹皮も食べるし落ち葉だって食べ物がなければ食べます。
笹も食べるし、最近ではアセビすらも食べてるんじゃないかという話もありますね。
っと、脱線しましたが、そんなこんなで推しの隊花は実はめちゃくちゃ気軽に見れるんですよー!
常緑だからいつでも葉っぱはあるし。樹皮は縦に溝が走っていて薄い赤褐色です。
今なら花も咲いてますよ!若い葉は渋い赤色なので分かりやすいです。
おそらくですけど、原作における花の色は白色です。
桃色のものも見かけますが、あいつは園芸品種。
いつから品種改良されているのかは定かではないので分かりませんが、自然に生えているアセビだと思うなら白色ですね。
ついでになんでアセビには毒が含まれているの?という話もしておきます。
まず、常緑の樹木と落葉する樹木とでは生存戦略が異なります。
落葉樹は薄い葉っぱを春に作って冬前には落としてしまいます。
(この辺の葉の出方も種によって違うんですけど収集つかないので置いときます)
暖かい時期にしか光合成をしない落葉樹は、一枚の葉っぱが使い捨てなので葉も薄いし毒も作るコストが無駄なんですよね。
逆に、常緑樹は種にもよりますが数年単位で葉を使ってから落葉させるので、虫や動物にむしゃむしゃされると大変困る訳です。
だから葉を厚くして表面もクチクラ層(葉のテッカテカした表面のとこ)を厚くして、堅くて食べにくい葉を作る必要があるのです。
毒を作るにもコストがかかりますから、できるだけ食べにくい葉を作って一枚の葉を大事に使っていこうという生存戦略をとる訳です。
落葉樹も常緑樹も、どちらも一長一短。メリットとデメリットを抱えながら生きています。
落葉樹が葉を落とすメリットは一枚の葉にかけるコストが少なくすぐに葉を作れること、デメリットは食害に合うこと。
常緑樹のメリットは毒性やクチクラ層を厚くすることで食害のリスクを減らせることや、落葉した木々が光を遮らないので冬場でも存分に光合成を続けられることですね。
デメリットは上述したとおり、葉を作るにのかかるコストが大きいことです。
コストとベネフィットの関係を明らかにしていくと、どうしてその生き物がそんな形質を持っているのかということも明らかになっていくわけですね!
コロナで人のいるところに行けませんが、山なら人もいねえし風通しも最高だ!と。
気軽に見に行けますね!
異様に詳しくて気持ち悪いかと思いますが、私の専攻がこの分野だったので所謂アマチュア専門家です。
やっぱこういう話は超楽しいな。
勢いで推敲もろくにせずに書いているので分かりにくいことや聞きたいことがあったらぜひ拍手からコメントどうぞ。
みんなで植物の話し〜ましょ〜〜〜よ!!
category:舞台裏の話
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