私と影浦雅人は、家が向かい同士で同い年の幼なじみ。
小さい頃のまぁくんは、人からの視線に敏感で、よく私に「かゆい」とか「チクチクする」なんて理解できないことを言っていた。そのたびに、私は大丈夫だよって背中をさすって、なんとかしてまぁくんを安心させようと必死だった。
中学校に上がってからは、可愛さが残っていた顔が成長するにつれ、少しきつめの男前に変わっていった。目つきが悪いせいか、よく絡まれもした。
ある日、知らない男子達に囲まれた。幸いにも、まぁくんが通りがかり事なきを得たが、安心したらわんわん泣いてしまった。
「お前、もう俺に関わんな」
その一言が、私とまぁくんとの繋がりに一時幕を降ろした。
現在、私は高校3年生である。
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