ハレ区


閉鎖された区。独自の文化が栄え、他区への干渉を許さない。区は何でも誰でも受け入れるが、出ることを許しはしない。最早ここは一つの「国」である。建物は全て和風造り。電気や水道もあるが、蝋燭や井戸もよく使われている。常にざわつきがあり騒がしさが絶えない。

「国」には花を売る女や、人生を賭ける男たちがひしめき合う。見世物小屋や、賭博に乗じて利益を得ようとする者も多い。快楽の区。治安が悪く、治安を護る組織や賭場を管理する団体もいる。「国」を統べるのは一人の王。クイーンは「国民」の前には滅多に姿を現さない。束縛された自由に日に日に「国民」は反発を強めているらしい。


薄荷