能力関係

クロノ
この世の万物に宿る微弱な魔力。人間の目には見えない粒子で、集めて使うとエネルギー源になる。
様々な属性が存在するといわれ、火のクロノを使えば着火、電気のクロノを使えば機械を動かす等、あらゆる生活面において活用出来る。

体質能力 / 体質者
生まれながらに常人では使用不可能の特殊能力と、その力の素質を持って生まれた人間の名称。
一般の人間よりもクロノを感じやすく、無意識のうちに体内に取り込み、自分の遺伝子と化学反応を起こして発現するといわれているが、体質者となる条件は未だに全てが解明されていない。
体質者は希少な存在であり、世界各地で信仰の対象となったり、逆に異端の存在として迫害されるなど昔から一般人とは違う存在として認識されてきた。
人によって能力は様々であるが、同じ能力を持つ人間も存在する。また、遺伝によって親類と同じ能力が受け継がれることもあるが、能力を持たず「ノーマル」(後述)、または全く別の能力を持って生まれる可能性もあり、ランダム。
また、体質者の能力には必ず弱点が存在する。炎を操る体質者ならば水を使った攻撃、霊視や攻撃を避ける体質者ならば視界の封鎖など、状況によって多くの対処法がある。

ノーマル
体質能力を持たない一般的な人間のこと。基本的に体質者、クラウン(後述)からこう呼ばれている。
だが、ノーマルでも体質者や魔物を倒すことは十分に可能で、むしろ魔物の中にはノーマルによる攻撃でないと倒すことができないものもいるため、力をつけたり、特殊な装備や道具を使用することで貴重な戦力となる。

ダークリスト
体質者が精神的に荒れたり、感情が爆発すると起こる現象。体質能力が暴走し、周囲に撒き散らすので大変危険な状態。体質者はほぼ自我がないため、自分で抑えることができなくなる。

魔術 / 魔術師
体質能力とは異なる特殊能力を起こす術と、その術者。体内に流れる微弱な魔力を最大限まで引き出すことであらゆる現象を引き起こすことが可能。生まれつきの才能である体質能力と違い、修行すれば誰でも使うことができるが、勉強やスポーツと同じように向き不向きがある。戦闘向き、日常向きなどの様々な種類の術があり、一人で複数の術を使用できる。
魔術の由来は、体質能力に憧れたノーマルの科学者が体質能力を模して特別な力を研究した結果、生み出した技術。現在はクラウン本部に多くの魔術師が在籍している。



生物・存在

憑神ツキガミ
特殊能力を持つ生き物。外見は動物に似ているが、どの憑神も完全に一致する動物は存在していない。(オコジョに似ていたり、トカゲに似ていたりするが、完全一致する容姿ではない)
一匹に対し、一つの固有能力を持ち、体質者同様に能力の強さは個体差がある。
古くから、体質者に憑依して彼らの能力を向上させるパートナーとして扱われてきた。野生にも生息しているが、現在ほとんどがクラウンで保護・飼育されている。
全ての憑神は高い知力を持ち、人間と意思疎通が出来るが、幼体の頃は普通の動物のような鳴き声を発する。成長すると体が大きくなる他、流暢な人語を話すようになる。また、非常に長寿で、千年以上生きる憑神も存在している。

自動人形
人工的に作られた人間。別名「オートマタ」「ホムンクルス」。
容姿は生身の人間と全く変わらず、感情も五感もあるが、体は頑丈で、力も強い。
大きく分けて二種類のタイプが存在し、人工的にボディを作り、そこに魂を入れて定着させるものと、人間の遺体や遺骨から生前の姿を再現し、さらに生前の記憶も備えさせるものがある。ただし、後者は高等技術が必要で、ほとんど成功例は無い。(ロギアの場合は後者の成功例)人間の遺体や遺骨を使用した自動人形は死者の蘇生と同等で、さらに若い頃の姿で自動人形として復活させることもできる。
自動人形製造は昔から行われてきたが、専門知識や多額の資金が必要で、一般人にはとても手が出せない。現在はクラウンが最も自動人形製造を行っており、ロギア以外にも自動人形の隊員もわずかであるが在籍している。
また、魂が無い状態で、使用人や助手として扱われる場合も多い。(外見のみ人間だが、魂が無いので自我も無く、ほとんどロボット状態)

神精しんせい / 神クラス
太古の昔からこの世界に存在する種族。「神」「精霊」「ジン」等と呼ばれる場合もある。
人智を超える能力を持ち、不老不死の存在。複数の個体が存在しており、「悪夢」や「歌」等の様々な分野を司る。人間に似た容姿を持つ者もいるが、宙に浮いたり、体が発光していたりと、常人とは明らかに違うと一目でわかる。古代から、各地で人々の危機を救い、現代まで伝承が語り継がれるものもあるが、一般人には姿を見ることも、声を聞くこともできない為、その存在は一部の者しか知らず、一般人にはほとんど御伽話として伝わっている。(神精自身が「認めた」人間のみ、対話ができる)
神精によって認められた人間はその力を借りることができ、「神クラス」と呼ばれる存在になる。神クラスになると、神精がその人間に憑依する形で側に居るようになり、いつでも使役することができる。この間はパートナー関係となり、憑依した人間の見聞きしたことを常に共有する形になる。
神クラスになった人間は神精の持つ力を操る権利と、不老長寿を与えられ、神クラスとして契約した時の外見のまま、歳をとらずに長い時間を生きていくことができる。しかし、不死ではないため、致命傷を受けると死に至り、自動的に神は解放される。



道具

小型電素通信機ビビット
オル・ワース世界でほぼ全ての人々が所持している手のひらサイズの通信機。電気のクロノを利用して動いている機械。
同じ小型電素通信機ビビットを持っている遠距離の人間との通話機能(電話)、メールの送受信、書類やデータを取り込んでいつでも確認できる等の様々な機能が付いている。
現実世界におけるスマートフォンに相当。

板状電素通信機ビビットタブレット
小型電素通信機ビビットよりも一回り大きな板状の通信機。
電気のクロノを使って動く等、小型電素通信機ビビットとほぼ同じ性質だが、小型よりも高機能で、より専門的な作業等が可能となる。
現実世界におけるタブレット型PCに相当。



組織・団体

オズボーンファミリー
ヴェルヌ領の島、ブリタナに本拠地を構えるマフィアの一家。代々、ブリタナの領主もつとめている。世界的に凶悪な犯罪組織として名前が通っているが、実際には世界各地で起きる事件で人を守るために活動している「正義のマフィア」。
当初は初代ボス、ジェイムズ・オズボーンが興した「オズボーン貿易会社」であったが、ジェイムズ本人を含めた私設護衛部隊を作って貿易活動を行っていた。その頃、世界の要人が関与していた人身売買事件を知り、奴隷達を救出したことから要人達の恨みを買い、マフィアの濡れ衣を着せられ、貿易会社としての地位を失った。
だが、ジェイムズ本人の人柄もあって多くの部下や、彼に救われた人々がそのまま彼の元に残り、マフィアと呼ばれるようになっても変わらず、人々を救う生活を続けてきた。「人を守る」という信条はそのまま、子孫達に引き継がれてきた。本編開始時のボスは三代目のアーロンで、後に四代目として息子のジーザスが継承。

能力統制情報管理協会トリニティ・クラウン
体質者の管理・保護・支援、体質者や魔物が関わる事件や事故の捜査を行う世界規模の組織。通称「クラウン」。ジャポンの首都キョウに本部を構えている。
司令の陣川鼎を中心に幹部と、各部隊によって成形された組織であり、世界各地に支部がある他、世界中で体質者や魔物絡みの事件・事故が起きるとすぐに本部に通達され、捜査に乗り出す。オズボーンファミリー、番人とは同盟関係であり、捜査に彼らの協力を求める場合も多い。
かつては権力主義の上層部によって固められていたが、鼎が司令になってからは平和主義になり、身寄りの無い者や過去に傷を負った人々などを保護してキョウの街に住まわせて発展させ、現在は笑顔が溢れる温かな街になっている。そのため、住民からは非常に慕われ、頼りにされている存在。
本部の塔は百階建てで、地上(一階)にはジャポン庭園と憑神の庭、五十階は食堂、九十七・九十八階は鍛錬場、九十九階は司令・幹部の執務室、百階は司令・幹部の私室となっている。

特務部隊
世界で起きる重要な事件を専門に捜査する部隊。クラウンの部隊内では最も有名で中枢を担っている。現隊長はロギア・デュークス。(かつてガイスト、冬一も隊長を務めていた)
政治や軍などの超重要機関が絡む事件であれど捜査するため、世界的にも敵を作りやすく、命の危険もある仕事が多い。

技術部隊
クラウンが関わる建築物、機械、道具などを設計、製造する部隊。クラウン隊員および関係者のため、多岐にわたってあらゆるものを作り出している。
大きな建築物としてはクラウン本部の塔、キョウの街の住宅、道具などはクラウン隊員に支給される小型通信機、転移術装置などを製造している。

生物部隊
主に憑神の保護と飼育、生態の調査を行う部隊。クラウン本部の庭の一角で憑神を飼育しており、保護下にいる憑神の種類は五十種類以上。

番人
世界的に暗躍する正体不明の殺し屋集団。ターゲットは全員が犯罪者もしくは法で裁かれなかった罪人のみで、一部の人々からは「闇の正義」としてその活動を支持されるほど。人数も素性も一切が不明で、その姿を見た者もほとんどいない。裏世界の秩序を守る番人として、犯罪者達から恐れられる存在。
その正体はミュゼールの上級貴族ゼウス・ロックハート公爵が従える使節兵でメンバーはロックハートの養女ダン、使用人のチェーン、刃矩、カルメンの四人。ロックハートの秘書クリス・ミッドナイトが依頼人と直接会い、殺しの依頼を受け、ダン達が実際に暗殺を実行する。ターゲットが罪人であることや依頼人の素性などを完全に調べ上げ、対応するに値すると判断した場合のみその依頼を正式に受けることになっている。
番人達は四人全員が身体能力、戦闘能力に長け、実行時には揃いの黒装束、仮面、フードで素顔を隠し、ダンの場合はスタイルを隠すために厚着をして万が一誰かに目撃されても正体がバレないように徹底して活動を行う。
番人の正体を知る者は極めてごく僅かで、ロックハートやクリス、裏世界のカリスマと称されるファントムの他、第2章後半からクラウンやオズボーンファミリーにも知られることとなり、紆余曲折あった末に協定を結ぶ。


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