まま、ぱぱ、おねえちゃん、おにいちゃん…




なんで、わたしのことみないの?





あのこもケガしてるけど、わたしもケガしてるよ。




いたいなぁ、なんでケガしたんだっけ






あ、





そっか






わたしたち、ケンカしたんだった。





あれ、ぱぱ


なんでここにいるの?
いっつもおしごとでいないのに…









いたい、





ほっぺたたたかれた。



なんでおこるの?


あのこをケガさせたから?

わたしもケガしてるけど、はじめにやったのはあのこだよ?




いたいけど、なんでたたかれたのかわからなくてかんがえてみる。


……やっぱりわかんないや







ぽかんとしてるわたしをみてぱぱはこわいかおでいった。








「出来損ないの癖をして、■■に傷を負わせるなど何事だ!!」









……わたしもケガしたのに、なんでわたしだけおこられてるんだろう






え、いえからでるの?
なんで?きょーいくにわるい?あくえー、きょう?

また、けんかしたらだめだから?

やだよ、まだままたちといっしょにいたいよ!やだよ!やだやだやだ!!






泣いても喚いても、問答無用とばかりに父に腕を引かれて私の荷物を持って家を連れ出された。





そして、







「初めまして、あなたが名前ちゃんね!私はここの先生よ、よろしくね!」

「…は、」
























「はじめまして…せんせー」