私、ライラは恋をしました。
それは少し前の事ですが、シンオウを巡っていた時。
ナギサジムで戦ったあの人に。
キラキラと輝く綺麗な金髪にけだる気でとってもアンニュイな青い瞳!
まさに彼の二つ名の通り、一目見ただけで痺れてしまうような人。
そう、
「デンジさん!!」
「…また来たのかよ」
「もちろん、毎日来ますよ!本当はここに住んじゃいたいんですけどね!」
「はぁ……」
ああ、ため息をつく姿もカッコイイ!
今の写真に撮っておけばよかったなぁ(デンジさんコレクションに追加できたのに!)。
「まぁいいや。あ、そこのスパナ取って」
「…今日もジムの改造ですか?」
「挑戦者来ねぇんだもん」
「〜〜っ!」
「……(また発作か…)」
だもん!だもんって……!
デンジさん萌え!モエルーワ!!
「今の!今のもう一度お願いします!」
「取りあえずそのボイスレコーダーを切れ」
「それはどうでも良いですから、もう一回!」
「何ら良くねぇよ」
「痛っ!」
頭を叩かれてしまいました……!
え、嬉しそうに見えるって?Mなのかって?
名誉のために言っておきますけど別に私はMじゃないですよ。
ただデンジさんに触れらてると考えたら叩かれようが殴られようがそれは喜びなのです!
「挑戦者がいないなら私が相手しますから構ってくださいよー」
「いやだ。お前ガブリアスに地震ばっかさせんじゃん」
「デンジさんのじめんタイプ対策のためですよぅ」
「じゃあお前もこおりタイプ対策のためにキッサキの方行ってこい。そんでしばらく帰ってくんな」
「私にはギャロップがいるし、マルチパーティーだから良いんです!」
マルチパーティー以前にタイプ的に不利でもレベルの差でごり押しして勝てるというのもあるんですけどね。
まぁ、それが容易に出来ない相手が銀世界の山奥に一人いるのも確かですけど。
「せっかく来てるんだから構ってください!お願いします!」
「せっかくもくそもほぼ毎日いるだろ」
「それだけデンジさんが好きなんです!」
「はいはい」
「乙女の一世一代の大告白をそんな適当にあしらわないでください!」
「お前、昨日も好きって言ったの忘れたか?」
「今日の好きは昨日の好きよりもっと大きな好きなんですよ」
「ふーん」
こんなに頑張ってアピールしてもさっき渡したスパナを持つ手ばっかり見て。私の事なんてチラリとも見てくれないなんて!
もう、もう!そんな態度ばっかりだったらマツバに言って一生私しか見えない呪いとかかけてもらっちゃうんですからね!
デンジさんがツンデレなのは知ってるけど、ちょっとデレなさすぎですよ!
「そんなおっそろしい呪いはやめろ。あと俺はツンデレじゃない」
「何で考えてる事……はっ!わかりました愛の力ですね!」
「それはない」
「いや、それしか有り得ないです。も〜何だかんだ言って私の事好きなんじゃないですか!えへへ」
「(もうやだこいつ)」
そんなこんなでナギサは今日も平和です。