取りあえずオーバに言われた事を踏まえて色々と考えてみた結果、どうやら俺はライラが好きらしい。
それは認める。かと言ってどうしたら良い?俺はあいつをどうしたい?
正直、今ライラに会ったら挙動不審間違いなしだ。

「カッコ悪いな……」

……
………
…………
取りあえずジムの改造でもしながら考えよう。


□□□


さてさてデンジさんに会いに行きますよ!
夜中はいったん帰っちゃったけどやっぱり一緒にいたい訳ですし。

「今度こそぎゅーとハグしますよ!ヤキモキ焼きなデンジさんを!」

あの赤くなった顔を思い出すと思わず笑みが零れちゃいます。
いつも何を言っても興味なさげな表情しかしてくれなかったからあの顔は……

「反則です……」

ホントに可愛い人です。赤面も写真に収めたかったなぁ。
やっとツンデレのデレ期到来ですね!

「昨日の今日でどんな反応をするか楽しみです」


□□□


「デンジさ〜ん!」

「……」

「あ、バーナー落としましたよ?」

今日も挑戦者はいないようで、ジムの仕掛けを改造していたデンジさんは私の顔を見るなりバーナーを落とした。
今のでなにかの回線切っちゃってないですかね?ていうか火、出っ放しですよ!危ない!

「え、お前、何で来ちゃったの?」

「そりゃ来ますよ。デンジさんと四六時中一緒にいたいですし!」

「あ……そう」

「どうしたんですかデンジさん?何かいつもと違いません?」

「いや別に。それよりライラ、えーと、あれだ。茶いれて。茶」

なんと!デンジさんから滞在許可が!
お茶だけと言わずお昼ご飯に夕ご飯、お風呂で背中流しまでやらせて頂きますとも!

「それは良いから茶。早く」

「はーい」


それで。

「本当にいきなりどうしたんですか?いつもなら『帰れ』の一点張りなのに」

「ん?まぁ、こうゆう日もあんだろ」

「私的には大歓迎なんですけどね」

「………」

「………」

「………あの、さ」

「はい?」

「お前いつも俺に纏わり付いてくるけど、俺とどうなりたい訳?」

照れ顔いただきました!!何ですかその殺人的な可愛らしさはぁああぁあぁぁ!!
どうなりたいか、ですって!?まったくもって愚問ですね!そんな事決まってますよ!

「私はデンジさんとお付き合いして、デンジさんのワイシャツをくんかくんかしようがパンツを拝借しようがそれが正当化できる関係を望みます。そして行き着く先としては結婚を!」

「付き合いたい、か…」

え、ワイシャツの下りはスルーですか?
私も相当なスルースキルの持ち主ですけどデンジさんもなかなかですね。

「何ですか?いきなりそんな質問して。私の事好きになっちゃいました?」

「んなっ……!」

「ん?」

「おま、もう今日は帰れ!!」

「何で!?」

「いいから出ていけ!」

「ちょ、ちょ!」

ぽい。そんな効果音と共に投げ出された私。
中でドアチェーンをつけた音がしたという事はヘアピンでの再侵入は不可能。

「……まぁ、もう少しってトコかな?」

別に罠を張った訳でも、謀った訳でもないけれど、つい悪い顔をしてしまうのは仕方ないでしょう?

「何たって期待通りの反応すぎるんですもん」