初恋

君は大空を舞う鳥になれただろうか



何不自由に感じることなく

あの大空をその翼で羽ばたいているだろうか・・・





**



「いってきまーす!」


急いで学校から帰宅した僕は、荷物を無造作に家へ投げ込み、再び図書館への道を急ぐ。

寒さの和らいだ暖かい春の香りを含んだそよ風が、僕の髪をふわりと撫で、僕の進む道を柔らかな空気で彩る。

今日は水曜日。

毎週水曜日の放課後は、僕にとって特別な時間。

お目当ては、もちろん本を借りに行くことだけど、いつもその曜日のその時間に図書館に現れる車椅子の女の子に会うことが、一番の目的。

毎週水曜日に本を借りに来るその子は、僕と同じ歳。

色白で今にも折れそうな華奢な身体は、まるで荒野に咲く一輪の花のよう。

女の子に会いたいなんて、こんな感情は生まれて初めての僕。

エレンの家に住むミカサも女の子だけど、特別そんな感情は抱かない。

僕は彼女に会いたい一心で、図書館への道を急いだ。



「あ、アルミン!」


ふわふわの綿あめみたいな笑顔を見せる彼女に、僕の心は踊り出す。

彼女の名前はナマエ。

体の弱い彼女は、自分の足で歩くこともままならないようで、いつも車椅子に乗っている。

毎週水曜日は検診の日だそうで、病院の帰りに母親と一緒に図書館に寄るのが日課だそうだ。


「こんにちは、ナマエ、おばさん。」

「こんにちは、アルミン。学校早かったのね。
来て早々だけど、今日もお願いできるかしら?」


僕が挨拶をすると、車椅子を押していたおばさんが僕に微笑みかけ、ナマエの乗っている車椅子の後ろを僕に譲る。


「もちろんです。
ナマエと本を読んで待っていますね。」

「ありがとう、いつも助かるわ。
じゃあ、ナマエ。お母さん買い物に行ってくるから、アルミンと仲良く待っててね。」

「うん!行ってらっしゃい。」


にこやかに手を振って母親を送り出すナマエ。

このやりとりも、もう半年程になる。

病院の後、図書館で僕と合流した後は、おばさんは町に出てきたついでと言って、色々な買い物に出掛ける。

半年の間にすっかり打ち解けた僕は、おばさんからの信頼も厚く、今では2人で図書館でのお留守番を任されるほどになっていた。


「ねぇ、ナマエ。
こないだの週末に家の掃除をしてたら、面白い本を見つけたんだけど、読んでみない?
ナマエもきっと気に入ると思うんだけど、図書館にはないみたいだから、持ってきたんだ。
ナマエにも読んで欲しいと思って。」


そう言って、僕は手提げ鞄から一冊の分厚い本を取り出す。

それは、魔法が使える少年の冒険のお話。


「わあ、ありがとう!
アルミンのお勧めの本なら、絶対面白いね。
今日からの楽しみにする。」


そう言って、ナマエは天使のような微笑みを僕に投げかける。

毎週水曜日、それは僕にとって輝いたひとときになっていた。



ナマエの車椅子を押しながら、面白い本はないかとうろうろしていると、絵本コーナーの壁の1枚のポスターに目が留まる。

その内容は、次の日曜の午前中に図書館で人形劇のお芝居が開かれるとのことだ。


「みて!アルミン!人形劇だって。
私、観てみたいな。」

「ほんとだね、でも日曜ってナマエ図書館まで来れる?」

「わかんない、お母さんに聞いてみないと。」


そう言いながらも、目を輝かせながらそのポスターをナマエはしばらく眺めていた。



「ナマエ、待たせたわね。
アルミン、ナマエの付き添いありがとう。」


しばらくして、買い物から帰って来たおばさんは、両手いっぱいの買い物袋を車椅子の後ろに用意してあった荷物袋に乗せながら言う。


「すっかり遅くなっちゃったわね。」

「ねぇ、お母さん。」

「なぁに、ナマエ?」

「あのね、今度の日曜、図書館に来たいんだけど来れるかな?」

「今度の日曜?
お父さんのお友達のアベルおじさんが来るから、お母さんおもてなししなきゃ。」

「日曜の午前中、図書館で人形劇があるの。
私、どうしても観てみたい・・・」

「午前中なんて、準備したり忙しいから無理よ。」


先約があるようで、人形劇に来るのは無理だと言うおばさんの言葉に、頬を膨らませるナマエ。

心底がっかりしているようで視線を膝に落としたまま俯くナマエは、なんだかちょっと気の毒にも思えるが、僕には可愛らしくも映る。


「あの、おばさん。
僕で良かったら、ナマエをお迎えに行きますけど・・・」

「でも・・・」

「わあ、アルミンありがとう!
お母さん、アルミンなら大丈夫だよ!」


突然の僕の提案に、再び目を輝かせ始めたナマエ。

そんな姿に僕の心も踊る。


「ナマエ、そんな無理言っちゃダメよ・・・」

「大丈夫です!
僕も・・・ナマエと人形劇観たいです。」

「・・・ふふ。
ありがとう、アルミン。
そしたら、お迎えに来て貰おうかしら?」


おばさんは、返答に少し躊躇っていたようだが、諦めたように小さく笑っては答える。


「「やったー!!」」


その返答を受けて、僕とナマエは目を合わせて喜び合った。





日曜日になり、僕はナマエの家の近くの待ち合わせ場所に出向く。

ナマエの家は小高い丘の上にあるので、流石にそこまで迎えに来させるのは悪いからと、丘の下の公園で待ち合わせとなったのだった。


「アルミン、おはよう!」


車椅子から落ちるんじゃないかと思うほど力強く手を振るナマエは、柔らかい水色のワンピースに麦わら帽子を被っていて、更には満面の笑みで微笑むと、元々の肌の白さも相まって尚一層天使のように輝いて見える。

僕は高鳴る鼓動を精一杯落ち着かせようと、ひとつ深呼吸をしてから答えた。


「おはよう、ナマエ、おばさん。
今日はよろしくお願いします。」

「こちらこそ、アルミン。
世話かけちゃってごめんね。」

「ねぇ、アルミン!
私、サンドイッチ作ったのよ!
お昼に食べようね。」

「え・・・」

「もう、この子ったらね、張り切っちゃって。
珍しく早起きしたのよ。」

「お母さん!そんなことまで言わなくてもいいんだから!」

「はいはい。」


楽しそうに話すおばさんとは対照的に、ナマエは少し膨れたような照れたような表情をしていて、そんなナマエもまた可愛いなと思いながら話を聞いていた。

それに、お昼にナマエの手作りサンドイッチを食べれるという事実に、心が弾まないわけがない。

僕は照れ隠しにこめかみの辺りを少し掻くと、さぁ行こうと声を掛ける。


「行ってきまーす!お母さん。」

「気をつけて。
よろしくね、アルミン。
夕方には迎えに行くから。」

「はい、こちらこそよろしくお願いします。」


そう言うと、僕たちは図書館へゆっくりと向かった。



人形劇は、僕の思っていた以上に楽しい劇だった。

ドジで要領の悪い主人公の男の子は、いつも周りからからかわれる対象だけど、毎日毎日努力することを怠らず、いつしか立派な学者になる・・・というお話。

そして、その主人公を支えるのは小さい時からの友達で、そんな友情たっぷりの愛ある話に、僕もナマエも目を潤ませながらお話にのめり込んでいた。


「あぁ、感動した〜!
やっぱり来て良かった!
連れてきてくれてありがとう、アルミン。」


まだ興奮が冷めやらない様子のナマエは、息の弾んだ調子で話し出す。


「そんなに喜んで貰えたなら、迎えに行った甲斐があるね。」


そう答えると、僕の顔を覗き込んでまたありがとうと微笑む。

そんな様子に僕もつい赤面してしまう。


「ね、ねぇ、ナマエ。
お昼ご飯はどうする?」

「あ、そうだ!サンドイッチ!
今日はお天気も良いし、外で食べようよ。
図書館の横、公園になってるでしょ?」


図書館を出て、公園に足を伸ばしてみる。

そこは子供達が走り回れるほどの芝生の生えた程良い広場になっていて、端の辺りはお花が咲き乱れ、ピクニックをするにはうってつけの場所だった。


「私ね、芝生に座って友達とお弁当食べるの憧れだったんだ。」


ナマエはそう言って、ゆっくりと車椅子から立ち上がり、柔らかな芝生の上に腰を落とす。

体の弱いナマエにとって、直に感じる大地の息吹は、とても新鮮なものだった。

目一杯深呼吸をしてみると、

草の匂い

土の埃っぽさ

どこからともなく香る花の香り

そんな命の営みに、どれも力強さを感じていた。



「はい、アルミン、どうぞ。」


ナマエは、今朝作ったというサンドイッチを僕に手渡す。

黄金色に輝く卵焼きを挟んだそれは、とても美味しそう。


「ありがとう。いただきます。」


受け取ったサンドイッチを一口頬張る。

ん?なんだかちょっと、しょっぱい?

口に含んだ途端目を泳がせてしまい、ナマエはそんな僕の様子をおかしく思い慌てふためく。


「あれ?不味かった?」


そう言って、ナマエもサンドイッチを頬張るが、口に含んだ途端大きな声で叫びだす。


「わぁ!しょっぱい!
私、お塩の分量間違えたみたい!
ごめん、アルミン、食べないで!!」

「大丈夫だよ、ナマエ。
ちょっとくらいしょっぱくても美味しいよ。」


そう言って、手渡されたサンドイッチを僕は急いで全部平らげる。

だって、早く食べないとナマエに取り返されそうだったから。

それに、しょっぱくったって、ナマエが僕のために心を込めて作ってくれたサンドイッチを、とても残す気にはなれないし、むしろ有難く全部食べたくなったんだよ。

ナマエは、呆然と僕が全部サンドイッチを平らげてしまうのを見つめていたけど、ふと我に返ると申し訳なさそうに眉をしかめながら話し出す。


「ありがとう、アルミン。
失敗作なのに、全部食べてくれて。」

「ううん、こちらこそありがとう。
美味しかったよ、ナマエ。」


そう伝えるとにっこりと微笑んでみる。

本当に心まで嬉しくなるサンドイッチだった。

すると、ナマエは僕の腕を掴んでクイっと引っ張る。

何がなんだか解らず、ナマエの行動に身を任せていると・・・

チュッと頬に優しくキスされていた。


「えっ・・・」


慌ててキスされた頬を手で覆いナマエを見つめると、ナマエも顔を真っ赤にして照れ笑いをしていた。


「ママも嬉しい時してくれるでしょ?」


そう言って目を逸らし、ナマエはふふっと微笑んだ。

しばらく気まずくてお互い目を逸らしたままにしていたけど、ふとナマエは何か思い出したかのように話し出す。


「そうそう、アルミン。“海”って知ってる?」

「うみ?」

「そう、海。
壁の外は、想像のつかないほど広くって、“海”と呼ばれる本当に大きな水溜まりがあってね、しかもそのお水は塩水で出来てるんだって!」


さっきの私の卵焼きよりしょっぱいかな?
そう茶目っ気たっぷりに舌を出しておどけるナマエ。


「凄いね、初めて聞いたよ!
でもそんな話、どこで教えてもらったの?
壁の外の話だなんて、知る術なんてないのに。」

「うふふ、それはね、まだ私が小さい頃にね、おじいさんがコッソリ話してくれたんだ。
身体の弱い私に、夢のある話をってね。
ずっと私だけの秘密にしてたんだけど、アルミンにも私の秘密を聞いて欲しくって。
私、いつか海を見てみたいけど、この身体じゃ到底見られない。
あの鳥になって、飛んでいきたい・・・」


そう言って、ナマエは大空を見上げて瞳を揺らした。


そっと、ナマエは腰掛けていた場所の近くに咲いている青い小花に手を伸ばす。


「この花、私好きなんだ。」


そう言うと、ナマエは優しく僕に微笑んだ。

その笑顔はとても儚くて・・・

ねぇナマエ、どうしてそんな悲しそうな顔して笑うの?





人形劇を観たあの日から、しばらく雨の日が続いていた。

あの日、サンドイッチを食べてピクニックを終えた後、夕方のおばさんのお迎えまで図書館で本を読んで過ごしていた僕たち。

ナマエが一瞬見せた悲しそうな表情が少し気掛かりだったけど、その後はいつもと変わらずにこやかに過ごしていた。

そして、ナマエに聞いた海のこと。

海ってどんなものなんだろうと想像を巡らせてみるが、見たこともないものに想いを馳せるなんて、とてもじゃないけど難しい。

もしかしたら図書館に何か資料があるかもしれない、なんて淡い期待もしてみたが、やはり壁の外の世界のことが書かれた本なんて、見つかるはずもなかった。



雨の続く日々。

外に出る気もしなくて家の古い書物を漁っていると、おじいさんが隠していた本が本棚の奥の方からひっそりと出てくる。

それには、外の世界について書かれていた。

ナマエから聞いた海のこと。

それだけじゃない。

炎の水。

氷の大地。

砂の雪原。

きっと壁の外の世界は、僕たちが想像する、何倍も何十倍も広いんだ!

そう思えるほど、僕の知らないことが沢山書かれていて、もうどうしてもナマエに一番に話したくて、毎日うずうずしながら過ごしていた。

雨が降ると、車椅子で図書館に来るのは大変だから、アンナが図書館に来ることはなかった。

不運にも水曜はいつも雨。

僕はもしかしたら!と図書館に頻繁に足を運ぶが、やっぱりアンナは来ない。

人形劇を見るのにナマエを迎えに行ったけど、あの日は家のある丘の下の公園で待ち合わせをしたので、ナマエの家がどこにあるかも知らないから、家に会いに行く訳にもいかない。

早く雨が上がればいいのにと、僕は毎日祈らずにはいられなかった。



やっと晴れた水曜日。

僕は意気揚々として図書館へ向かう。

きっと今日こそナマエは来るに違いない!

僕の手提げ鞄の中には、おじいさんの秘密の本。

この本は多分禁忌の本だから、それが誰かに見つからないだろうかなんてちょっとドキドキしつつ、ギュッと両手で鞄ごと抱きかかえながら図書館への道を急いだ。

どうやってナマエに伝えよう。

こんな本、おおっぴろに読むことなんてできないし、図書館で広げるなんてもってのほかだ。

また外の公園の芝生の上でなら、2人で秘密の時間を過ごせるだろうか・・・

僕は道中、ただそんなことばかりを考えていた。



図書館に着き、その扉を開く。

ナマエはどこにいるだろうかと、キョロキョロと辺りを見渡しその愛おしい姿を探した。


「アルミン・・・」


肩をトントンと叩かれたと同時に、聞き慣れた声が背後から聞こえてきたので、僕は勢いよく振り向き笑顔を向ける。


「ナマエ!」


だけど、振り向いた先にはナマエの姿はなく、ナマエのお母さんだけがひっそりと立っていた。


「おばさん、こんにちは。あれ、ナマエは?」


そう僕が声を掛けると、おばさんは瞳を揺らした。


「アルミン、今日は悲しいお知らせがあるの。」

「え?」

「あの子・・・ナマエは、2週間前に具合が急に悪くなってしまってね、この世を旅立ってしまったの。」


おばさんの突然の報告に、僕は身体中の血の気が引き目の前が真っ暗になる。

どうして?

人形劇に行った時は元気そうだったのに・・・

まさか、あの時に僕が無理をさせてしまっていたとか?

瞬時にそんな自責の念が頭をよぎる。

僕の考えていることを察知したのか、おばさんは小さく微笑んで言う。


「アルミン、勘違いはしないでね。
先月の人形劇に連れてってくれた時は、本当に具合良かったのよ。
だけど・・・
あの子、元々もうそんなに長くはなかったの。
お医者様にもいつもそう言われてた。
心臓が悪くてね、本当にいつ止まってもおかしくないって。
だけど、図書館でアルミンと会うようになってから、本当に毎日イキイキとしてて。
アルミンと会うために、あの子の心臓も頑張ってたんじゃないかなって、今となってはそう思うの。」


そう言うと、おばさんはひとつ大きく息を吸った。


「ありがとう、アルミン。
あなたのおかげで、ナマエは、短かったけれど輝いた人生を送れたわ。
友達がいなかったナマエと、仲良くしてくれてありがとう。」


そこまで言うと、おばさんはとうとう瞳に溜めていた涙を、ポロリと一粒溢した。



おばさんは涙を拭うと、僕に一冊の本を差し出す。

それは僕が以前にナマエに貸していた本。

魔法使いの少年のお話だったっけ。

結局、感想を聞くこともできなかった。


「この本、アルミンが貸してくれていたんでしょう?」

「あ、そうです・・・」

「ナマエ、最後までこの本をアルミンに返せなかったって気にしていたわ。
毎日夢中になって読んでいてね、いつか私も訓練すれば魔法使いになれるかな?だなんて。
楽しい本をありがとうね。」


そっか、喜んでくれたのなら良かった。

そう思いながら、僕はおばさんから本を受け取る。

その時、最後のページからひらりと一輪の青い花が舞い落ちる。

花・・・と言っても、それは本の重みでぺたんこに潰れていて、押し花として形を変えていた。


「あぁ、その青い花、ナマエ好きだったのよ。
よく春に咲いているけれど、何ていう花なのかしらね?
ナマエは知っていたようだけど、頑なに教えてくれなかった。」


おばさんは懐かしむように微笑む。


「人形劇を見に行ったとき、僕にも言ってました。
好きな花だって。
僕、何の花か調べておきます!」





**


あれから、僕は海までやってきた。

多くの犠牲をともなって。

海はとても大きかった。

その向こう側が見えることがないくらい。

限りなく続く水平線。

途切れることないさざ波。

そこで生きる生き物。

生命の力強さを感じた。





空を飛ぶ鳥。

君もあの鳥の中に紛れているだろうか。

そして

海を、見ているだろうか・・・





人との出会いは『一期一会』だと誰かが言った。

出会いは別れの始めであり、

僕たちの”生”そのもののようで・・・



多くの人たちと、出会って、すれ違って。

だけど、そうやって出会えた人とも、いつかは別れの日が来る。

それがどんなに大切な人であったとしても。



出会っては別れ、出会っては別れ・・・

そうして繰り返される僕たちの日々。

人生は、ただひたすらその繰り返しなのだけど、忘れてはいけないことだってある。





春になるとあの青い小花が野原にひっそりと咲いているのを見かける。

私を見つけて。

私を忘れないで。

そう話しかけるように僕に微笑みかける。

きっと、生涯君を忘れないよ。

例え僕に恋人ができたり、結婚する相手ができたとしても、あの幼かった僕にとって、紛れもなく君は僕の天使だったから。

君と過ごした日々は、とても輝いていた。





君に返して貰った本に挟まれた、その青い花。

その花の名前は“忘れな草”。





きっと、生涯君を忘れない。





【初恋 FIN】

花季 -hanagoyomi-