光の中で
テーマパークでの撮影が終わり、帰る途中、園内を見渡せる開けた場所でタケルが立ち止まった。
「初めて来たから、最初は人も多くて少し目が回ったけど、たくさんの笑顔が溢れていて、自分も今日は楽しかった。」
と、日が落ちて光り輝く景色を見ながら呟いた。
「すごく綺麗だな。」
優しく頬笑みながら話すタケルの顔を見ていたら、嬉しくなって少し切なくなった。
「今度はプライベートで、ゆっくり遊びにきてくださいね。」
315プロの仲間や、大切な家族、いつか好きな人とも来るのかな、と考えていたら、
「プロデューサーが付き合ってくれるのか?」
「え?」
思わぬ言葉に上手く返せずタケルの顔を見ると、一枚上手なタケルが、先程よりも笑って頬を染めていた。