それもいつものこと。
THE虎牙道での仕事帰りにみんなで男道ラーメンへ。愛情増々のラーメンで疲れた体も温まる。今日の仕事の反省会をしても、やっぱり漣とタケルの言い合いが始まってしまうが、それもいつものこと。安心出来るこの空間が心を癒してくれる。
暖かいこの空間から離れがたいのだが、そろそろ帰る時間になり、帰り仕度を始める。ここのところ冷え込んでいるのに、今朝急いでいたらマフラーを忘れてきてしまったことが悔やまれる。
「あ、師匠!ちょっと待っててくださいッス!」
道流が急いでスタッフルームに行き、何かを取ってきた。
「丁度良かった、これ編んだんで渡そうと思ってたんですよ。よかったら使ってくださいっス。」
今朝、プロデューサーがマフラーを忘れたと言っていたことを忘れていなかった。
道流がプロデューサーの首元にふわりと優しく編まれたマフラーを巻く。
「ありがとうございます!ふふっあったかい。」
巻いてもらったマフラーに顔を埋め、少し照れながらお礼を伝えた。
「風邪を引かない様に、気を付けて帰ってくださいね。」
ポンポンと頭を撫でて入口へ見送る。お互い照れながら笑っていると、
「おい!おめぇら、そこでイチャついてんじゃねーよ!」
「もうだいぶ見慣れたけどな…。」
と、店内から2人の声が響く。
まぁ、それもいつものこと。