隣に住む幼馴染が熱をだしました




どうした?
こんな時間に電話なんて珍しいな。
宿題でわかんねぇとこでも・・・

って・・

声やばいな。

熱は?

うん、そこまで高くはねぇけど・・・

おまえ元から体温低いからなぁ・・・

病院は?
そっか。
薬ちゃんともらったんだな。

で、おまえ飯は?

いや、
食欲なくても食わねぇと薬飲めんだろ。
治るもんも治んねぇぞ。

おじさんとおばさん、旅行いつまでだっけ。

そっか、明日か・・・。

・・・わーったよ。
おかゆ作って持ってってやる。

大丈夫って・・大丈夫じゃねぇから電話してきてんだろが。
今更遠慮してんじゃねぇよ。

あ?さくら?

あいつは大丈夫だろうけど

−−−コンコン−−−

さくら、俺もうちょいしたら隣行ってくるけど
おまえ一人でも平気だよな?
熱出してるんだと。

『え!遊威さんち、確か今お父さんたち・・・・』

ん、だから俺ちょっと行ってくるわ

『うん。私は平気だから!
 熱のとき、心細いしね。ついててあげて。』



というわけで、行くから。
大人しく寝とけよ。

あ、なんか他にほしいもんあるか?
あるんだったらコンビニ寄ってくけど・・・

ん?なんて?


ははっ
早く来てほしいなら最初っからそういえよ。

ったく、ほんと素直じゃねぇな。

俺は、素直だろ。
いくら幼馴染でも
好きじゃねぇやつんちに
わざわざこんな時間に行くかよ。

・・行きそうって?

いや、幼馴染おまえしかいねぇしわかんないけど。
もういいだろ。
俺は遊威が好きで
ほっとけないから今からおまえんちに行く。

そんだけだ。

じゃ、すぐいくから
あったかくして待ってろよ。






****あとがき****

初!桃矢!
まさかの電話!笑
電車の中で急に思いついてしまったのだから仕方ない。笑

ユエさん書く予定だったんだけどな。
下書きなしの思い付き書きなので
そのうち修正するかもです。


2019.04.06


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