✤ 桜魔の話
名前のはなし
名前すらも失った彼女は虚構として作り上げた『べる』の名前と新たに耶々森という苗字を手に入れたわけなんだけども、苗字を手配したのは恐らく晴と弦月だろうし晴は完全なる善意で贈ったそれは神様への供物として、そして現世の人間ではなく桜魔の人間として縛り付けるものだというものを晴は多分気付いてない。現世で生きていた彼女を殺すトドメを刺したのは甲斐田晴という男だったってはなし
ただまあ彼女も心の底から手放したかった家族との繋がり、その中で目に見える最たる苗字と名前を手放すにはそれを甘んじて受け入れるしか無かったんだけども