unring a bell

✤ 桜魔の話‪‬

身勝手

 甲斐田晴という男の最初で最後の理不尽が、「君の覚えてもいない身勝手で無自覚の優しさのせいだろ」って号泣しながら言ってくることなんだけど、これに対して耶々森べるという女は「あんたが勝手に縋って身勝手な好意を振りかざしてるだけ」って返すのめちゃくちゃ無責任だし、べるはべるで晴の無自覚な優しさのせいで常に罪悪感と希死念慮に苛まれてる癖に、身勝手な自己解釈で『晴が優しくしてくれるのは罪悪感から逃げるための偽善』って思い込んでるの、ガキだな……になる

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