私には彼氏がいます。目が赤くて歯がギザギザしてて、見た目が変わってて人間じゃない彼氏です。

その彼氏の姿を最近見ません。ヒューイさんとかいう……彼を造った人の所に行ったみたい。

どうやら私は先日殺されかけたらしく、それも後で知ったのだけど、その事でヒューイさんに話をつけてくるとかで行ってしまいました。
会えない日が続くのは今までにも何度かあったけれど、今回はなんだか不安なのです。

早く帰ってきて、クリス……。


なんという偶然でしょう。一気に不安なんてなくなってしまいました。私の不安を丸ごと消し去ってしまうことが出来るのは一人しかいません。今私を後ろから抱きしめたクリスだけです。

「……おかえり。」
「ただいま。」
「寂しかったんだからね、クリス。」

もっとくっついていたくて、クリスに向き合い彼の首に腕をまわしました。

「ごめんね、a。」

そう言った彼の唇が頬に触れました。それだけで嬉しくなってしまうのです。

「……ところで、ヒューイさんとの話はどうだったの?」
「それが……あっさりOK出ちゃった。何か拍子抜け。」
「え。」

だったら最初から私を殺そうとかしないで欲しいなぁ。

「僕らの行く末に興味があるんだって。」
「興味?」
「ホムンクルスと人間の間に子供が出来るかどうか……僕も興味あるから今日aの家に泊まっても良い?」
「だ、だめー!!!」

真っ赤になって叫んだ私を見て、クリスはクスクスと笑いました。








20090320
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