「aさん。」

私を呼ぶ声、微笑むその顔、それは何処も変わらないのに、ある日を境に彼は変わってしまった。他の人が気付かないからって私が気付いていないとでも?
じゃあ何処が変わったと聞かれればそれはそれで難しい。言葉では表現しにくいのだ。
でもやっぱり姿形は同じでも、彼はもう私が愛していた彼ではないのだろう。最早別人だ。

「どうかしましたか?aさん。」
「……ううん、何でもないわ……。」

少しぼぅっとしてたみたい。
私は首を振った後、彼の目を見て言った。

「シャフト、愛してるわ。」
「……俺もですよ、aさん。」

私が愛していた彼とは違う彼。
でもそんな彼をも愛おしいと感じ初めている私はおかしいのでしょうか。









20090517
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