「あの、すみません……離してもらって良いですか?」
「嫌、絶対嫌っ!」
ぼろぼろ涙を流す彼女はオレの体に抱き着いて離れようとしない。座っているから体勢的には辛くないんだけど、彼女馬鹿力だからなぁ……結構苦しい。いや俺が悪いのかもしれないけど……。寂しがりの彼女と会うのは久しぶりだった。こうなる事はわかっていたのに、グラハムさんが俺を振り回すから……。
「……aさん、オレは常にそばに居ます。わかって、いるでしょう……?」
「嫌、シャフトが良い!」
何故か気に入られているこの個体。シャフトでは会えなくても、他の個体では会っているというのに……。
彼女の髪を撫でていると少しずつ泣き止んで来た気がする。
ああもう可愛いなぁ……。
こんな風に泣かれてそう思ってしまうのは、やっぱり……。
惚れた弱みってヤツ
20100109
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