私この度名前が変わりました。いやいや改名したわけじゃなくて。結婚しました。私は今日からa・ウォーケンです。
「なんだその、これから宜しくな、a。」
クレアは珍しく照れたように頬にキスを落とした。
「……どうした?嬉しくないのか?」
「そんな事ないよ。嬉しいよ。」
思わず目をそらしてしまった。目を見られたら心を読まれてしまうから……でも目をそらしてしまったらその言葉が本心ではないと言っているようなものだ。
「……嘘を言ってるわけじゃなさそうだが……何だ、言ってみろって。」
顔を覗き込まれて言われた。
……本当は私が何を思っているのかわかってるんじゃないだろうか。だってクレアだし。
「ヤだよ、言いたくない。」
私はこれを言っても良いんだろうか。言ってもクレアを困らせるだけなんじゃ……?第一何より私が恥ずかしい。
「……aの気持ちは嬉しいが、戸籍がないと結婚も出来ないからな。」
「やっぱわかってんじゃん!」
クレアには何もかもお見通しだった。
フェリックス・ウォーケンもクレアには違いないんだけど……私はa・スタンフィールドになりたかったんだ。クレアは今までクレア・スタンフィールドとして生きてきてたんだし、やっぱりそれがクレアの本当の名前なわけだし……。
何より本人がクレア・スタンフィールドは魂の名前だとか言ってる。クレアだってそっちの名前の方が大切なわけでしょ?
「これからaの魂の名前はa・スタンフィールドになるわけだ。これなら問題ないだろ?」
「……そうだね、クレアと一緒だね……。」
私は微笑むとクレアの首に腕を回して唇にキスをした。
私この度名前が変わりました。表の名前と魂の名前、一気に二つの名前が変わりました。どちらも大切な名前です。
貴方と一緒に生きるしるし
20090502
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